五感に訴えるクリエイティブ

一週間に2つの大きなイベントでVJをこなすという怒涛の日程が終わった。人間、追い込まれると馬鹿力というか、新境地が見えてくるもので、そこで見出した課題を元に、忘れないうちに3つの動画を一気に仕上げてみた。この映像はその3点目。

今、個人的にこだわっていることがある。

それは"五感に訴えるクリエイティブを作る"ことだ。

人は、視・聴・嗅・味・触、この5感で物事を感じ、判断する。

VJ、つまりビジュアルで伝えられるのは、残念ながら「視」だけだ。つまり、体験においては、ビジュアルは一部分しか影響力を担えないということになる。そこで、映像だけで勝負するのではなく、ライブで最も強烈な印象を与えられる音圧(聴・触)をビジュアルでさらに強化するようなシナジーを作りたいと思った。

今回作った3つの映像では、ビジュアルで音のインパクトを最大化することにチャレンジしてみた。わかりやすく言い換えると、音を感じる映像を作る、徹底的に音圧と同期する体験を「視」から与えることへのチャレンジだ。これができたとき、はじめてVJに必然性が産まれ、感動を与えられるようになるのではないだろうか。自分が目指しているVJは、単なる映像演出ではなく、五感に訴える場を作ることであり、体験の最大化にある。

今後も引き続きインプットとアウトプットを続け、五感に訴えるクリエイティブを極めていきたい。

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