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百聞は一見に如かずの本当の意味とは?

「百聞は一見に如かず」

日本で育った方なら知らない人はいない言葉だと思います。

由来は中国の「漢書」

いわずもがな「百回聞くより、一度でも自分自身の目で見た方が確実である」という意味です。

この言葉には続きがあることはご存知でしょうか?

百見は一考に如かず:百回見ても、自分で考えなければ前進できない。
百考は一行に如かず:百回考えても、自分で行動しなければ意味がない。
百行は一果に如かず:百回行動しても、結果を出さなければ成長はできない。

聞くより自分の目で見た方が確実という格言かと思いきや、行動を促す言葉だったわけです。

自分自身、キャリアを積むにつれ「百聞は一見に如かず」→「百見は一考に如かず」→「百考は一行に如かず」→「百行は一果に如かず」という流れで価値基準が変わってきています。

結果というと大きな事に思えるかもしれませんが、まずは小さなことで十分だと思っています。とにかく、自分で感じたことから次のアクションを考え、世の中に出し、フィードバックから学んでみる。このプロセスを高速で回すことが大切だと思うのです。

これらの言葉は「見る、考える、行動する、結果から学ぶ」という一連の流れを説いているものなので、本来はどれか一つを切り取るものではなく、すべて共存した上で初めて実行できるという点がポイントなのでしょう。

結果という言葉だけが一人歩きすると無駄打ちを避けるようになりそうですが、無駄から学ぶことは非常に多いと思っています。無駄になったとしても、とにかく一旦カタチにしてみる。そしてそこから何かを掴み取る、そのような発想が大切なのではないでしょうか。

世の中がどれだけデジタル化されても、結局はマインドだったり、実際の行動だったり、アナログ面が大切だなと痛感する今日この頃です。

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