マガジンのカバー画像

creative mind

16
クリエイティブに関わる、マインド面での気づきをまとめています。
運営しているクリエイター

#アート

なぜ、アートは難しいのか?

「デザイン、エンジニアリングに比べて、アートの教育は難しい」 これはデジタルハリウッド大学大学院の木原民雄教授の授業「デジタルコンテンツの理論と実務の架橋」の中で話されていたことだ。 振り返ると自分のこれまでにも当てはまる。 20代のころは目の前の現実を追うことがひたすら楽しかった。 30代になると20代のやり方は通用しないという現実にぶつかった。 40代になると物事の根底に興味が移り、ようやく学ぶことの意味が分かってきた。 仕事の多くは「不の解消」であり、自分が関わ

AI時代、人が存在する価値とは?

最近のAIの衝撃は、写真が登場した時と似ている。 当時も「人が何をするのか」が問われていたからだ。 アートの歴史を振り返ると、リアルな描写が全盛の時代があった。 そんな中、突如として写真が現れた。カメラを使えば一瞬でリアルな絵ができあがる。この品質を見て多くの人びとは思っていた。 「写真の登場でアートは死んだ」 そんな中、マティスが「現実をそのままトレースするだけがアートではない」というメッセージを伴った作品を発表しアートを復活させた。続いて、ピカソが「一枚の絵に多視

みんなで描こう、影響の輪

最近になって、ようやく実感したことがありました。 自身の活動を効率的に進めたければ、コミュニティ作りにも貢献した方が生産性が上がるのではないか?という事です。 この仕事にかかわって、およそ20年になりますが何をいまさらって感じです。 最近の若手たちは、初めからこういうマインドが備わっている方たちが多く本当にスゴイなと思います。 イメージはこれです。 ■ 影響の輪1.0 個々人が、ノウハウを自身に向けてのみ使っている状態。 困っている人に気づきを与えることができず、

NEORT:Neo Visual Art Collection - Opening Talk

2019/09/12 (木) 19:00 - FabCafeにて行われた「NEORT:Neo Visual Art Collection - Opening Talk」のゲストとして登壇させていただきました。 登壇者は「NEORT」主催の竹元さん、THE GUILD奥田さん、そして僕の3名。竹元さんはデジタルアートの共有プラットフォームである「NEORT」を通じて、次世代のクリエイターを見出したいという高い志しのある方。奥田さんは、業界の最先端事例を作りつつ、プライベートで