熊谷知事のお知らせ『未来を支える医療・福祉の充実について』

新年度予算案のうち、未来を支える医療・福祉の充実について紹介します。小児科医の確保に向けた施策強化、新興感染症等に備えた保健所の業務改革、障害者関連施策の充実などが特徴です。

(1)医療提供体制の充実と健康づくりの推進
○ 県内の深刻な小児科医不足の現状を踏まえ、医師修学資金における小児科医 希望者への加算枠の創設や、県外から小児科医を確保するための給与の上乗せに対して支援を行うなど、小児科医の養成・確保について総合的な対策を実施します。
○ 地域医療を支える看護師を確保するため、修学資金において貸付額を高く設定している特別枠の対象に君津医療圏(木更津市・君津市・富津市・袖ケ浦市)を追加します。
○ 保健所の業務改善のため、指定難病医療費と小児慢性特定疾病医療費の助成に関する事務を集約して処理する事務処理センターを設置します。
○ 厳しい経営状況にある病院事業会計について、令和6・7年度において資金 不足が見込まれるため、一般会計から長期貸付を行うことにより支援します。
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(2)高齢者福祉と障害者福祉の充実
○ 介護事業所における業務の効率化を図るため、介護ロボット等の導入に対して助成を行うとともに、先進的な取組の横展開を図るため、モデル事業所の養成を行います。また、介護支援専門員(ケアマネジャー)を継続的に確保するため、資格更新の際に必要となる研修受講料を助成します。
○ 重度の強度行動障害のある方の地域での受入先拡大を図るため、関係事業所との調整を行う相談支援事業所等へのアドバイザーの派遣や、受入後の施設に対して伴走支援サポーターによる支援等を行います。
○ 私立幼稚園における医療的ケア児の受入体制を整備するため、看護職員や介護福祉士等の配置に対して助成します。
○ 社会問題化しているアルコールや薬物、ギャンブル等依存症について面談による専門相談を拡充するなど、相談支援体制を強化します。


※転載に当たっては熊谷知事の許可を得ています。

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