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千葉県新年度予算案。熊谷知事のお知らせより2/1

1月31日、新年度予算案を発表しました。私にとっては任期中最後の本格予算編成となります(令和7年度予算は知事選挙の関係上、骨格予算)。
総合計画における実施計画の最終年度であることから、基本目標の実現に向け、取り組んできた施策を着実に進めるとともに、これまでの成果を踏まえて更なる充実を図り、将来の千葉県の発展につなげていくための予算としました。

・将来を見据えた産業・地域づくりの促進や道路ネットワークの整備、農林水産業の生産性向上や販売力強化などによる県内経済の活性化

・子どもの学力向上や教育機会の確保、教員の多忙化対策や人材確保、保育の質の充実などの教育・子育て施策の推進

・多様性尊重条例の基本理念の理解促進や、あらゆる分野における施策の推進による多様性が尊重される社会づくり

をはじめ、防災・減災対策の強化、医療・福祉の充実、観光、文化・スポーツの振興、千葉の魅力向上、脱炭素化やDXの推進など、各分野にわたり総合計画に掲げた施策を確実に実施していきます。

詳細はこちらをご覧下さい。
https://www.pref.chiba.lg.jp/zaisei/press/r6nendo/r6tousyo-yosanan.html

順次、内容を紹介していきますが、今回はまずは特に手厚く予算を配分した教育分野について紹介します。

○ 深刻な教員不足の解消を図るため、教員採用者への奨学金返還支援を緊急的に実施するほか、教員志願者に訴求力の高い採用プロモーションや千葉大学教育学部と共同で抜本的な教員確保策を検討するモデル事業に引き続き取り組みます。

○ 理数教育や技能教科の指導の充実を図るため、県独自の専科教員等の配置を公立小学校160校に拡充するとともに、高校において、新たに外部人材により理数の魅力・楽しさを伝えるSTEAM教育に取り組みます。

○ いじめ・不登校の防止、早期発見、解決のため、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置を拡充するなど、相談体制の強化を図ります。これらの配置数は関東近県ではトップクラスです。

○ 教員の長時間勤務を改善するため、スクール・サポート・スタッフを増員 し、全公立小中学校に配置します。また、公立小中学校等において副校長・ 教頭の負担軽減を図る業務支援員を新たに配置するとともに、ICT化や業務 改善を支援する専門人材をモデル的に配置します。  

○ 児童生徒の学力向上を図るため、新たに授業力の高い教員の授業映像を活用した若手教員の授業力向上に取り組むとともに、塾講師を活用して小中学校において授業補助と補習を行うモデル事業を実施します。

○ 学校における実践的なキャリア教育を推進するため、県立高校でモデル的に実施しているキャリアデザインを学ぶプログラムの対象を中学校にも拡大します。

○ 生涯にわたり必要な知識を学び直すリカレント教育を推進し、社会に求められる産業人材の育成につなげるため、オンラインによるスキルアップの 相談支援等を行う「学びの総合窓口」を新たに開設します。  

○ 不登校児童生徒の多様な学びの場の充実を図るため、オンラインによる双方向型の授業を行うとともに、学校とフリースクールの連携協力体制の構築に向けたモデル事業を実施します。  

○ 特別支援学校の過密解消を図るため、整備計画に基づき新設校の設置に向けた改修工事等を行います。

○ 障害のある生徒等が安心して学校生活を送ることができる環境づくりを推進するため、県立高校のエレベーター設置について県の施工からリース方式に改め整備を加速させます。

○私学教育の振興と保護者負担の軽減を図るため、引き続き私立学校の経常的経費に助成するとともに、電気料金の軽減や二酸化炭素排出量の削減を図るため、LED照明の導入支援を新たに実施します。

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