熊谷知事のお知らせ『2025年』
昨年は皆さまに激励やご支援を頂き、改めて感謝申し上げます。
個人的にはアクアラインマラソンを始め、様々なスポーツに挑戦できたほか、若手の知事・市長などとの勉強会に講師の立場で参加し、逆に彼ら彼女達から大いに刺激を受けた1年でした。
娘・息子も着実に成長し、一人の人間として向き合うことも増えてきました。
今年は私は2月から3月にかけて知事選挙に再度臨みます。前回は140万票という大きな期待を頂き、この間全力で取り組んできましたが、その期待に応えられたか、県民の皆さまからの評価を受けることとなります。
この4年間で進んだこと、成果や実績を分かりやすく示すとともに、次の4年間の課題とそれに対する政策を訴え、県民の皆さまに希望を感じて頂けるよう、取り組んでいきます。
さて、知事選が近づいているということで、「ちばのミライ~知事室へようこそ」など県庁が関わる広報関係で私が露出する機会は大幅に減らしています。県民だよりの知事メッセージにおいても私の写真は使用しないこととします。
選挙の公平性を確保するための措置となりますので、ご理解頂きますようお願いいたします。今回使用しているのは昨年の元旦用に撮影した写真です。
昨年6月にフィナーレを迎えた千葉県誕生150周年記念事業は、多くの皆さまからご協力をいただきました。今後の本県のさらなる発展に向けて、先人たちが築かれてきた社会基盤や文化を礎として、県の総力を結集しながら、新しい千葉の未来を切り開いてまいります。
県政運営において、安全・安心の確立は、あらゆる政策の土台となるものです。昨年元日に発生した能登半島地震を教訓として、孤立集落対策などに取り組みます。
治安対策については、不安に感じられている方も多いかと思いますが、市町村や県警などと連携して、防犯カメラの設置や高度なスマートフォンデータの解析による捜査などにより、安全・安心なまちづくりを推進します。
経済産業施策もしっかり取り組みます。県内の景気回復を確かなものとするため、DX導入をはじめとした中小企業に対する支援を進めるほか、観光地域づくりやインバウンドの推進などにより観光振興を図ります。
また、成田空港の第3滑走路の新設を含めたさらなる機能強化や、道路ネットワークの整備進展を生かし、20年、30年先の将来を見据えた新たな産業・地域づくりを戦略的に進めます。
2050年カーボンニュートラルの実現に向けては、環境保全と経済成長の好循環を創出する絶好の機会と捉え、取り組みを推進します。
千葉県は全国屈指の農林水産県です。生産量日本一の梨や、需要が拡大しているサツマイモの重点的なプロモーションなど、農林水産業の振興に取り組みます。
健康福祉分野では、高齢者人口が増加する中、医療・介護が適切に提供できる体制を確保するほか、市町村と連携しながら少子化対策に取り組みます。
「こどもまんなか社会」の実現に向けてライフステージに応じた切れ目のない支援を進めるとともに、児童生徒の学力と学ぶ意欲の向上、多様な学びの場の充実を図ります。
社会環境の変化に対して的確に対応していくためには、多様性がもたらす活力や創造性が重要です。さまざまな違いにかかわらず、誰もがその人らしく生き、活躍できるよう、多様性尊重の意義を広く県内に共有するとともに、県行政のあらゆる分野で施策を推進します。
本年は、各地に多様な発酵文化・産業を有する「発酵県ちば」の魅力を国内外に発信するほか、豊かな海が育んだ県独自の食文化や伝統文化などの魅力をアピールしていきます。
本年も、県政の各分野においてさまざまな挑戦や未来への投資に取り組んでいきます。どうぞよろしくお願いいたします。
※転載に当たっては熊谷知事の許可を得ています。