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令和5年9月定例会一般質問

議会傍聴にお越し頂きました皆様、大変、有難う御座いました。 自席での再質問の内容が多かった為、全体的に早口で進めていた部分があります。 お聞き苦しい点が有るかもしれませんが、ご容赦ください。 昨日の一般質問のYouTube動画の直リンクを貼り付けますので、お昼ご飯の時などお手隙の際にご覧ください。

https://www.youtube.com/live/n9iNwZgQjZ0?si=2Nw-rb7N0Ndq9S8l&t=20846s


会派新風の池田健一でございます。
この夏は東京で最高気温が30℃以上となる「真夏日」が過去最高の連続60日間となり、夏は比較的涼しいはずの北海道でも連日、異常な高温に見舞われ、道内では7月20日から44日連続して真夏日を観測しました。もちろん観測史上最長を更新したそうです。それは銚子も例外では有りませんでした。地球温暖化による異常気象を年を追うごとに実感しています。そんな中、市内では4年ぶりに銚子みなと祭りが開催されました。10,000発の花火に、市民の皆さんも魅了されたことと思います。また神輿パレードを皮切りに市内各所でお祭りや神輿渡御、お囃子を週末毎に見かけました。銚子に夏が戻ってきた。そう感じたのは私だけでは無いと思います。みこしパレードの際に、銚子神輿連合会松井会長にお話を伺うと「物心ついた頃から夏になると銚子市内では毎週末どこかの町内ではお祭りがあり、聞こえて来るお囃子やお神輿の掛け声に心が躍りわくわくしたものです。我々大人達が子供の頃、当たり前のように観て聞いて触れていた御神輿をはじめとした伝統芸能。当たり前が当たり前でなくなりつつある今、当時の風景を、わくわくした感情を、今の子供達に伝えたい。」と目を輝かせて語られていました。

それでは諸先輩方に敬意を表し、通告に従い順次質問いたします。

『ALPS処理水について』

質問いたします。
『銚子市の考え方について』です。

全国的にALPS処理水についての報道が世間を騒がせております。これまで私の一般質問で何度も取り上げさせていただきましたが、ALPS処理水の放出が8月24日にいよいよ始まりました。予定では放出完了は2051年度としておりますので2052年の3月末までの29年間。約30年です。今の所、銚子市内で目立った風評被害は聞こえてきません。岸田首相は全国漁業協同組合連合会の坂本組合長との面会で「国として海洋放出を行う以上、原発の廃炉と処理水の放出を安全に完遂する。漁業者が安心して生業を継続できるよう必要な対策をとり続け、海洋放出が長期にわたっても対応することをお約束する」と、風評被害対策に万全を期す考えを示されました。また先日、全国漁業協同組合連合会の坂本組合長にお話しを伺いました。『我々がALPS処理水の海洋放出に反対であることは いささかも変わりはない。国家的見地から国が全責任を持って放出を判断したとはいえ、今、この瞬間を目の当たりにし、全国の漁業者また水産事業者の不安な思いは増している。安心して漁業、水産業を継続することが唯一の望みである。そのため、国にはモニタリングの実施等を通じた安全性の確保や消費者の安心を得ていく取組、漁業者等へのフォローアップ体制の構築などを通じて、「漁業者に寄り添い、必要な対策を取り続けることをたとえ今後数十年にわたろうとも、全責任を持って対応する」との岸田総理の約束を確実に履行し、漁業者をしっかり支えていただきたい。加えて、現在、既に発生している風評被害への可及的速やかな対応を強く求めるものである。』との事でした。また千葉県熊谷知事からもお話をお伺いしました。「政府は科学的根拠に基づく報告書をもとに判断したと受け止めています。漁業者の懸念に寄り添い、モニタリングや情報発信、影響があった場合の支援を政府の責任において行っていただきたい。また千葉県は原発事故の補償期間が他県に比べて短く、違う扱いを受けているので、風評被害への対応については他県と同様に扱って欲しい」と仰られていました。

そこで3点質問させていただきます。
1つ 銚子市のALPS処理水海洋放出に対する市の考え方はどうか?
2つ ALPS処理水海洋放出後の市の対応は?
3つ 漁業を始めとする一次産業とその先の産業への風評被害について現状どの様な被害があるのか?またどの様な事が予測されるのか?

次に『市民からの要望について』質問いたします。

『介護認定調査員の不足について』

です。

最近、市民の皆さんから寄せられる声で多いのが「介護認定まで3ヶ月待ちだと言われた。もっと早くならないのか?」というものです。要因として介護認定調査員の不足が考えられます。今後、高齢者が増加していく中で介護認定の数も間違いなく増えていきます。そうした時に3ヶ月が4ヶ月、4ヶ月が5ヶ月と待機期間が伸びていかない様に、すぐにでも対策を取る必要があると思います。

そこで2点質問させていただきます。
1つ 介護認定調査員の不足以外に原因はありますか?
2つ 今後の対策や体制をどう考えているのか伺います。

次に『子供達の声を聞く施策について』質問いたします。
先日、市民の方から豊島区での取組みについて紹介がありました。
「今朝のニュースで豊島区では、子供の声を区長に届けると言う取組みが放送されていました。中学生以下の生徒が対象で、専用の紙が有り、番号順に折り畳むと封書になると言うものです。そこに区長へ聞いてもらいたい事を書き区職員に手渡しすると言う取組みです。メールでの受付もあり声をあげられない小さな子供たちにとっては、救いの神になるかも知れませんね。』というものでした。

銚子ならこういうもの。を参考までに作ってみました


豊島区に限らず、全国的にも子供達の声を聞く自治体は増えています。なかでも川崎市ではいち早く取り組んでおり子供達からの様々な声がホームページ上で閲覧できます。(https://www.city.kawasaki.jp/kurashi/category/17-19-0-0-0-0-0-0-0-0.html)川崎市に寄せられた子供達からの声をいくつか紹介します。

まず小学生4年生から6年生の声です。
「川崎電子図書館で、コナンの原始時代の勉強本を読もうとしたら、38人待ちで全然読めないので、紙ではなく電子などでみんな同時に読めるようにして欲しい」
「先生はマスクをしてないけど、友達でしている子が多いから自分だけマスクを外しづらいので、先生からももっと言って欲しい」
「選挙の投票について18歳未満の人も投票できるようにして欲しい」
「厳しくなく気軽に楽しめるような地域の野球チームを作って欲しい」
「授業でみんなの前での発表はしなくてもよいと思う」
「担任の先生のことで悩みがある」
「GIGA端末の規制を少なくして欲しい」

次に中学生から高校生の声です。
「選挙に初めて行きましたが、 投票所を運営している人が大人ばかりで少し行く気が出ない気がして、若者の投票率が低いのもしょうがないと思ったので、もっと若い人で選挙の仕事をしている人がいれば良さそうな気がします」
「 顧問の先生の事で悩みがあって部活動を休めず辞めることも出来ません」
「 政治や税金保険など、将来使えそうなことを学べるようにして欲しい」
「 授業を学んだことを実際に見に行く機会になるので、課外学習を増やして欲しい」
「 様々な個性の人がいる学校でコミュニケーションを学べるようにして欲しい」
「 学校給食の飲み物を牛乳ではなくお茶にして欲しい」
「 学校の校則の中で、理由がわからないものがあるので変えて欲しい」
「 いじめに関するアンケートを実施して欲しい」

この様に、子供達から様々な声が寄せられていることが分かります。今後、次世代の子ども達にも住みやすい街にして行くためには非常に重要な事だと思います。私は今すぐに銚子市でも取り組んで行くべきだと考えます。

そこで2点質問させていただきます。

1つ 子供達の声を直接聞く施策は何かありますか?
2つ 子供達の声を聞く施策についてどのように考えますか?

次に『ふるさと納税について』質問いたします。

『ふるさと納税の納税額を向上させる施策について』

です。

市長の施策で「銚子市ふるさと納税推進ビジョン」が有ります。そのビジョンの冒頭の文章の中に次のように書かれています。「同じ「魚のまち」である静岡県焼津市は64億8千万円、県内の勝浦市は23億6千万円の寄附額があり、銚子市はまだまだ大きな伸び代があります。銚子市のふるさと納税に参入いただいている返礼品事業者は96事業者、返礼品総数は615品ですが、更なる参入を働きかけていく必要があります。」と有ります。全国的にふるさと納税の上位5位までとその人気返礼品を見てみますと

1位 宮崎県都城市 宮崎牛、都城産豚
2位 北海道紋別市 ホタテ、ズワイガニ、イクラ
3位 北海道根室市 うに、ホタテ、花咲蟹、いくら
4位 北海道白糠町 ホタテ、いくら
5位 大阪府泉佐野市 牛タン、サーモン、豚

牛や豚などの産品も多いですが、海産物の産品も多く見受けられます。つまり、全国的に見ても、海産物のふるさと納税産品は上位を占めているわけです。勿論、上位の5市町村のうち3市町が北海道です。そのネームバリューは大きな物があります。しかしながら銚子市も高額納税者が最も多い東京都と隣接しており、日本一の水揚げ量を誇る市ですから、関東近郊また全国的にも銚子市の名前を知らない人はいません。その点においては銚子市も他市に比べると有利なはずです。先日、会派視察で白糠町に行かせて頂きました。当日は銚子市長、観光商工課職員、東庄副町長、林幹雄事務所から山野秘書も一緒でした。白糠町は7,000人の人口でありながらふるさと納税では約150億円の寄付額で全国4位です。白糠町では、昨日、市長からも発言がありましたが、購入者からのレビューを大切にしたり、個人名をメルマガに出すことにより親しみを持ってもらうなど、些細なことでも改善点に結びつけ一歩ずつ前進して全国4位の地位まで上り詰めたと言う事がよく分かりました。細かいことを挙げればキリがないですが、町長から1時間、元市の職員で現在はふるさと納税の会社で働き、外から市を支える立場になられた佐々木さんからの1時間の説明は、本当にためになる貴重な時間でした。

ここで2点、質問させていただきます。

1つ 高知県の会社、株式会社パンクチュアルさんとの取組も本年4月から、始まりました。パンクチュアルさんからのふるさと納税倍増計画に向けた銚子市の改善点など有れば具体的に教えてください。

2つ ふるさと納税の納税額10億円達成までどの様な計画で進めて行くのか伺います。

以上で登壇での質問を終了し、引き続き自席にて質問いたします。

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