TNR活動「譲渡先を探す編」
無事に捕獲した猫達は日に日に野良からゲージや家の中での生活に慣れて来ました。最初は威嚇でなかなか触らせてくれませんでしたが、2日目3日目には個人差はありますが触らせてくれるように。
朝と夜はなるべく触って人に慣れる訓練をしています。
そんな中、私のうっかりミスで母猫を外に逃してしまうという失態をおかしました。何とか捕まえようとするも母猫も必死です。ひっ掻かれて逃してしまいました。
銚子ねこねこの皆さんに相談をし、最初に捕まえた場所から私の家が近いという事も有り、もしかしたら最初の場所に戻るかもしれない。というアドバイスを頂きました。車に轢かれやしないか心配では有りましたが、仕方が有りません。
丸2日後、元のところに茶トラを見かけたという話を聞き、現場に見に行くと。居ました。
早速、捕獲器をしかけて秒で捕獲。銚子ねこねこの皆さんの何匹も捕まえて来た技に感服。
その後、譲渡会への参加を控える中、友人知人に声掛けをしたところ、是非、猫を飼いたいと言う方が見つかりました。
そこでボランティアの皆さんにお聞きし、幾つかの事項を確認しました。
・行く先に先住猫が居るかどうかの確認。
・いた先住猫の病気の有無やワクチン接種の有無
・不妊去勢手術の有無
などです。
それらをクリアし、茶トラ2匹、サビ1匹のそれぞれの引き取り先が決まりました。
譲渡の際はこれまで掛かった医療費分を頂戴し、譲渡します。※決まりでは有りません。
残る茶トラ1匹は譲渡会に向けて人慣らしの訓練を続けます。
ここまでが現在までです。
細かい所は書き切れませんが、主だった内容を書いてみました。この様に、猫を保護する活動は朝、昼、晩とご飯やトイレの世話。遊んであげて人に慣らす。病気になれば病院へ連れて行き。人間の赤ちゃんと同様であそこが痛いやお腹空いたなど、言葉で会話が出来る訳ではないので察してあげる事が重要です。また野良猫で人間に慣れていない間は逃走の恐れがあるので細心の注意が必要です。
さて銚子市では来年度中との事ですが、市内の野良猫達に対してTNR活動を開始します。相当な覚悟と時間と予算が必要になる事が想像されます。他市において、ここまで手厚い野良猫に対する施策を行っている市町村は他に有りません。間違いなく先進事例となるでしょう。
これは銚子市議会9月定例会内で猫のTNR活動において『さくら猫動物基金の行政枠取得』を導入して欲しいという市民からの請願書に応える形で、市長執行部から説明があったものです。『さくら猫動物基金の行政枠の申請については、市内動物病院の民業圧迫につながる為、導入する事は出来ない。今後は銚子市で取り行う事を来年度中に実現出来る様に検討していく。』というものでした。
産業建設委員会でも全会一致、銚子市議会においても全議員賛成をされた事もひとつとしては行政のこうした提案を後押ししたものに繋がりました。
いずれにしましても、今後、この件についても前に進めていける様に、尽力してまいります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?