熊谷知事のお知らせ『県内の養鶏農場における高病原性鳥インフルエンザの発生』
遺伝子検査の結果、県内の養鶏農場における高病原性鳥インフルエンザの発生が確定しました。
飼養状況は採卵鶏 約41万羽と大規模であり、半径10km圏内には520万羽を超える鶏等が飼育されています。
一刻も早く防疫措置を完了して感染拡大防止を図るため、昨日、自衛隊法に基づき自衛隊に対して災害派遣を要請しました。要請した第一師団の鳥海師団長から速やかに現地に入る旨のご回答を頂き、心から感謝します。
私も5時過ぎに千葉市を出て作業が行われる当該農場に向かいます。
千葉県は全国1位の鶏卵産出額を誇っており、感染拡大防止は県内農家を守るためにも、そして日本の食を守るためにも重要です。
作業に従事する職員、隊員、関係者には寒い時期の作業をお願いすることになり、大変申し訳なく思います。
昨日は対策本部会議の開催の後、農水省の山本大臣政務官や幹部の方々とオンライン会談し、感染拡大防止に向けた意見交換に加え、私から養鶏農家や関連事業者への支援拡充について要望しました。
防疫措置の経費や、発生した畜産農家への補償金等の支援はありますが、搬出制限等を受ける周辺農家や流通等に係る関連事業者にも多額の損失が生じます。
これらの方々に対する経営継続に向けた財政支援の充実をお願いするものです。
なお、流通・販売されている鶏肉・鶏卵は安全です。引き続き、千葉県産の鶏肉や鶏卵を食べて頂き、養鶏業を応援頂ければ幸いです。
※転載に当たっては熊谷知事の許可を得ています。