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熊谷知事のお知らせ『「Tokyo Innovation Base」を視察』

高病原性鳥インフルエンザ対応に関連して農水省の庄子大臣政務官とオンライン会談を行った後、東京で開催された関東地方知事会議に出席、夕方は台北駐日経済文化代表処の李逸洋代表を表敬訪問しました。

まず、鳥インフルエンザ対応ですが、昨日の朝、遺伝子検査の結果も陽性となり、速やかに県対策本部会議を立ち上げ、直ちに防疫作業に入りました。また移動制限・搬出制限区域の設定、消毒ポイントも設置。

速やかに防疫措置を完了させ、他への拡大を防ぐため、農林水産部の職員が昨日から交代で防疫措置に従事してくれています。頭が下がります。

オンラインにて農水省の庄子大臣政務官と会談し、被害畜産農家への支援拡充などを要望しました。

殺処分した後、新たに畜産農家が再起するための費用補助はありますが、補助単価に上限があることや、生産出荷ができるまでの間の営業補償はありません。物価や資材価格も高騰している中、単価の引き上げも含めて、日本の畜産を守るために農水省には支援拡充を検討して欲しいと今後も伝えていきます。

その後、関東地方知事会議の事前視察で東京都のスタートアップ支援施設「Tokyo Innovation Base」を視察。以前より注目していた事業なので大変参考になりました。

午後からは知事会議。私からは有機フッ素化合物PFAS対策の強化を国に求めることについて提案し、各知事の賛同を得ました。

健康影響が懸念されているPFASですが、調査方法や汚染防止対策が国から示されていないほか、立入り調査への協力や対策の実施が、事業者に対し法的に義務付けられていないなど様々な課題があります。国に健康被害に関する知見の集約、排出源の調査や拡散防止策の確立などを求めるよう、提案するものです。

そのほかにも、

●地方分権改革の推進について(共同提案)

●倒壊家屋等の解体・撤去等の円滑化に向けた措置について(東京都)

●地域の生活基盤を支える専門人材の確保について(茨城県)

●インバウンド需要に対応した農山漁村地域への誘客促進及び農林水産物・食品の輸出拡大について(栃木県)

●国民スポーツ大会の改革について(群馬県)

● 地域の国土強靱化の取組への支援について(埼玉県)

●在宅医療におけるDXの促進について(神奈川県)

●花粉発生源対策の推進について(山梨県)

●交通空白の解消について(静岡県)

●福祉人材の確保について(長野県)

●気候変動に適応した新品種・新技術開発に向けた試験研究の推進に関する提案(防災・農林部会)

などについて議論が交わされました。

今後も地方の現場の課題解決に向けて、国への提言や連携を行っていきます。

その後は台北駐日経済文化代表処(台湾の日本における外交窓口機関)の李逸洋代表への表敬訪問。9月に就任されています。

千葉県は成田空港を有することから台湾の桃園空港のある桃園市と友好交流協定を締結しているほか、県産農水産物の輸出拡大、観光誘客等で代表処と連携しています。

これまでのご協力に感謝申し上げた上で、李代表の下、台湾からの投資拡大など、さらなる交流促進をお願いしました。

※転載に当たっては熊谷知事の許可を得ています。

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