裏側に立つことで表側のことを理解できた
1年かけて準備したイベントが本日終わりました。
2023年の11月から何もわからないところから始まり、
1年かけて熟成し、本日イベントが無事終了しました。
イベントを運営するということは様々なことを裏側から見ていき、体験するような感覚でした。
普段は表側から見たり聞いたり体験しているので、裏側から見るという体験は今回が初めてでした。
お客として、あるいは参加者としてイベントに参加するときは表側を見ていくことになります。
月曜日から金曜日まで働き、土日はお休みをとる。
この生活が会社員としては一般的な働き方となる。
実はこの働き方は表側から見たものでしかなく、
裏側で働いている方がいることによって成り立つところがあります。
今回のイベント運営は表側から一度裏側に回り、裏側から働きました。
裏側に回り、働くことで、裏側で働いている方の状況や心境が見えてきた。
完全ではないまでも片鱗でも見えてきた、という洞察を得ることができました。
表側を見る時は自分の好きなところやほしいところだけを見ていけば良いです。
好きなところやほしいところに絞り見ていくことによって、
自分のやりたいこともしくはやるべきことに集中することができます。
自分のやるべきことに集中することは人生において大切なことです。
時間は限られているのだから、やるべきことに時間を集中させることは理にかなった考え方であると思います。
だからこそ、表側を見てやるべきことに集中することは必要です。
しかしながら、表側で働くことができるということは誰かが裏側で働いている人がいることによって成り立つ面もあります。
もし全員が表側で働くということが成り立つのであれば、
モチベーションが高い状態を保ったまま時間を有効活用できます。
それが実現できればこれほど理想的なことはないと言えます。
全員が自分の好きなように働き、やるべきことに集中することができれば、世界中の人が理想的に生きることができるようになるだろうと思います。
けれども、現実としてそのようにはなっていません。
裏側に回る人がいなければビジネスは成り立ちません。
そのため、誰かが裏側に回り、裏側に回った人が表側の人にサービスする。
このしくみによって、現実は成り立っている。
裏側に回りサポートすることに意義がある以上、
誰かが裏側に回るという行為はこれからも残ることになります。
生成AIをはじめとしたAIが台頭している中でも裏側の存在は重要です。
AIは表側を担当することはできたとしても、
裏側を担当することは難しい可能性があります。
AIはどんな仕事でもできるような感じはします。
ただ、現実はAIが強みを発揮するのは表側であり、
AIが裏側に回りサービスすることは技術発展が必要になります。
表側にいる人が幸せなのか。
裏側にいる人が不幸なのか。
そのことが必ずしも言えるとは限らない。
そこに人生の醍醐味があります。
表側と裏側は相対関係であり、常に変わります。
ある時点では表側にいる人も、別の時点では裏側に回る。
今は裏側でサービスを提供している人も、別の場面では表側に回る。
それがビジネスのしくみであり、人生である。
入れ替わるものだと思えば、入れ替えに対する抵抗が減ると考えます。
入れ替わるものだと思えば、人生の時間や振り返りは個別で実施してもらうのが良い、と考えることができます。
今回私がイベント運営に携わったのは裏側です。
一方、普段の業務は表側に立ち、表側で活動しています。
会社員という表側に立ちながら裏側に立つことで見えてくること。
表側に立ちつつ裏側にも勇気を持って飛び込んでみる。
表側と裏側それぞれにおいて良い点や改善点があります。
改善点を向上させつつ、良い点を磨いていくことで、
表側と裏側の両者を体験し、充実したイベントの運営ができ、
人生を変えることができるようになります。
まずは表側と裏側を認識し、両者の使い方に関して
見えてくることが重要であることを認識できました。
そして、今回のイベント運営により、裏側を認識したことにより、
改めて支えてくださる方がいることを実感できました。