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反発するのではなく、受け流して従わないのが最適解

ここ数年で世の中は大きく変わった。

世の中の対立は激化して、思想の違いや行動の違いによって完全に分断されている。

戦争や疫病、飢饉や自然災害がその分断をさらに加速させているように感じる。

そして浮き彫りになる対立するについて、そこからさらに大きな対立や反発が生まれている。

それは行動面から思想面、マクロなものからミクロなものまで様々。

たとえば人に強制される事に対して、反発をする事があるかもしれない。

自分の意思が固く、相手の間違いに対して論理でねじ伏せようという事があるかもしれない。

その規模が大きくなると、暴動やデモ活動につながるかもしれない。

ただ、それを行なったところで本当のところの問題解決・問題消滅に行き着くことは決してない。

というのも、対立や反発することは、色々な場面で効果性が逆に現れる事が多いから。






反発は相手側をパワーアップさせる。

なぜなら、相手側の存在意義を引き立たせるから。

そしてパワーバランスは合わせるとプラスマイナスゼロになるようになっている。

何がが増えれば、その逆側も同じだけ増える。

相手側を排除できたと思った時には、目に見えない何かの力が膨れ上がっている。

その見えない力によって、時間差で影響を受ける事があるかもしれない。

このように、反発は物事を解決するどころか悪化させてしまう事が多い。




ではどうすれば良いのか。

上記のことの逆をすれば良い。

本当に相手を無力化したいのなら、そこに力やエネルギーを注がないこと。

エネルギーを与えなければ、相手は空回りをしてその力も尽きる。

影響が拡大することもなくなる。

そして相手の影響下からできるだけ離れる。

物理的・場所的なものを離れるということももちろん重要だが、それ以上に思考的に離れる事が必要。

関心を意図的に持たない事によって、自分も相手側が見えなくなる。

その結果として相手側からも見えなくなる。

物理的には見えていても、関心がないと見えないものが認識できないと同じ。

そうすることで、存在していても存在しない状態になる事が可能になる。





現実的にはそれは難しいと考えるかもしれない。

完全に嫌なことの影響下から逃れることは難しいかもしれない。

だからこそ、まずは思考のところから少しで良いので、離れるという選択をする事が大切。

関心を持たないだけで、その悪いと考えると影響はキャンセルされる。

アテンションエコノミーというものに対する、キャンセルアテンションエコノミーというものになるのかもしれない。

そして本当に自分の大切に思うこと、楽しいと思う事、集中したい事のみにエネルギーを注ぐべき。

時間は限られているのだから。






忘れられるという事が価値になる時代。

執着を手放す事が自由への鍵。

嫌と思うことには反発するのではなく、受け流して従わないのが最適解。

今までの常識と真逆の行動が正解になるということ、いろいろ試して体験するのも面白いかもしれない。





ありがとうございました。

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