財産有効稼働率 ~使用頻度の多いものにこそ、きちんとお金をかけてみる~
身の回りにはものが溢れている。
家電から食品のような生活に関わるもの、趣味の道具から雑貨まで、あらゆるものが目の前に見えている。
その中で、毎日使うもの、たまに使うもの、1年に1回使うかどうかのモノまで。
そしてその中には価格が安かったものから高かったものまでさまざまある。
あの時とてもいいなと思って無理して買ったものの、使われていないものから、一方でなんとなくの100均で買ったものの、毎日使っているもの。
色々なものが存在し、それらがごちゃごちゃに存在している。
ここで自分が稼いだお金をしっかりと使い切っているのかを測る指標として、一つとてもいい目安がある。
それは、こんな考え方の式。
これを当てはめてみると、果たしてどのくらいになるのか。
もちろんこの式の使い方は、ひとそれぞれの主観で自由に使ってみても良い。
家・車を買っていて大きな金額を占めているものを使っていることについては、耐用年数などで割った金額として考えても良い。
そして人によっては家は大きすぎるので範囲に入れないなど、自分の主観で決めてしまえばよい。
他にもただでもらったものについても、ここで考えていれるのも入れないのも、どこまでも自由でよい。
そうして日々使っているものの金額をトータル、そして財産有効稼働率を見てみるとどのようになるだろうか。
人によっては60%いくかもしれないし、場合によっては10%も行かないかもしれない。
特にモノを多く持っている人は、一桁%に留まるかもしれない。
この式において、ミニマリストは保有するものを減らすことで、出来るだけ分母を小さくしている。
その生き方ももちろんよい。
そしてもう一つが、「日々使うものにしっかりとお金をかける」という分子を大きくしていくというやり方。
両方をうまく組み合わせると、より効果性の高いお金の使い方が出来ているといえる。
折角なのだから、毎日使うものこそ、こだわりを持ってお金をかけてもいい。
ペンを使う頻度が多いなら、高級と呼ばれるペンを使ってもいいかもしれない。
毎日使うパソコンは、よりSPECの高いもの、場合によっては多少オーバースペックなものにしてもいいかもしれない。
飲みものを入れる用のグラスについても、使っていて気分が良いものを多少高くても飼ってしまってもいいかもしれない。
毎日youtubeを見るのなら、プレミアムにしてより快適空間を買うのも良い。
毎日何らかの形で触れる・使う可能性のあるものに対して出来るだけお金をかけていくこと。
それでこそ使ったお金の価値が十分に発揮されるというもの。
高級と呼ばれるものでも使用頻度を考えることが出来れば、割安になるものが多くなる。
使った日数で割れば、高級な物でもそこまで負担はなくなってくる。
またそのハイクオリティな体験を当たり前にすることで基準が上がり、本当に良いものが何なのかという点について目が養われるようになる。
そうすることによってこだわりが生まれて、自分の好きがより分かるようになってくる。
どうでも良い、気にしないものを使うのではなく、心から気に入ったものを多少高くても手に入れて、それを使い続ければ問題ない。
ミニマリストは、消費のメリハリがしっかりとしていて好きな物だけに囲まれている。
またそこで選ばれたものは、より使用頻度が増える。
そうすることによって、よりそのものに対する愛着が湧いてくる。
結果的に最高のモノしか持たないため、他に物を買うこともなくなり、結果的に自分の好きなものにさらにお金をかけることが出来る。
そうすることで誰よりも尖った独自の幸せな「財産有効稼働率」を達成することが出来る。
まずは毎日使うものについて、きちんと多めにお金をかけてみるのはいかがでしょうか。
ありがとうございました。