才能を重ね合わせること、その威力について

物凄い才能に触れて憧れを持つこと、これは日常のあちこちに溢れている。

あの人はこんなことが出来る。

この人は、誰も真似できないことがある。

幾つもの才能を様々な場で発揮する人がいる。

それはものすごい結果を残し続けるスポーツ選手かもしれない。

それはものすごく有名なアーティストかもしれない。

それはものすごくかっこいい人かもしれない。

神様は不公平で、特別な人にいくつもの才能を与えている。

それと比べると、自分なんて何もないし、どうしようもない。

そう思うことも多くあるかもしれない。

しかしながら、実際のところはそれは思い込みに過ぎないことも多くある。

なぜなら、人間誰もが唯一の様々な才能に恵まれているのだから。

才能とは何なのか。

それは物事を立派にやりぬくための、頭の働きや能力のこと。

つまり、何かを成し遂げることが出来る人。

そして成し遂げる経験は、誰もが少なくとも一つは持っている。

ご飯を最後まで残さずに食べることも才能。

小学生時代のテストで100点を1回でも取る頃が出来たら、それは才能。

学校を一度も休まずに毎日通うことが出来たら、それも才能。

どんな小さなことであったとしても、成し遂げるという事そのものはとてもすごいこと。

だからこそ、何も才能がない人は誰一人としていない。

たまたまその才能そのものが他の人と比べて希少性があり、それが目立つかどうかということだけの違い。

では、希少性のある才能がないと感じてしまう場合はどうすればいいのか。

それならば、いくつかの才能を重ねてしまえばいい。

才能を重ねるというのはどのようなことか。

例をいくつか考えてみる。

本を読むという才能と、人にわかりやすく説明できる才能ということを重ねてみる。

そうすることによって、多くの場面で役に立つことが出来る可能性が溢れてくる。

それが本要約チャンネルみたいな形で、多くの人に感謝されるようになるかもしれない。

結果として、それが収入をもたらすことも多くあるし、本の著者に感謝されてさらに成功につながることもあるかもしれない。

いつまでも遊びやゲームに集中できる才能と、子供が好きという才能を重ね合わせてみるとどうなるのか。

それは最強の保育士になることが出来るかもしれない。

好奇心が強く、全く飽きを知らない子供に対して、それ以上にいつまでもトコトンと付き合うことが出来る。

多くの人が飽きることに対しても続けられる、それはものすごい才能であることで間違いない。

続けるという才能と、写真が好きという才能を重ねたらどうなるのか。

毎日何らかの写真を取って発信することは、ものすごく影響を持つ。

たまたまヒットした作品が一気にバズって、そこから有名になるかもしれない。

それがもし10年も続くとなったらどうなのか。

界隈では一目置かれるような存在として君臨するようになるかもしれない。

真似をするという才能と、音楽好きという才能を組み合わせるとどうなるか。

有名な音楽を多く触れることで、それを究極にまねが出来るようになるかもしれない。

楽器を使ったり、声を使ったり、様々なことについて一流と呼ばれるものを真似する。

それが気が付いたら多くの人に「すごい」と呼ばれる状態になる。

これこそが才能であり、重ね合わせることの威力というものでもある。

才能とは、重ね合わせによって一気に花開くもの。

その多彩な組み合わせこそが、人に貢献できる才能になる。

そして多くの人に与えられるものこそ、自分が与えられたものでもある。

だからこそ、逆に与えられるものが何なのか、成し遂げたことが何なのかということを振り返ってみると、才能が見えてくることもあるかもしれない。

そして1種類の才能で目立たないのならば、他の才能を組み合わせる。

その組み合わせ次第で、いくらでもものすごい存在になれる。

何もないと悩む前に、身近にあるちょっとした才能を重ね合わせることで、もっと特別になってしまえばいい。

なぜならば、才能の重ね合わせこそがとても重要なものなのだから。

ありがとうございました。