
夢を持たない勇気。撤退する勇気。人生を懸けない勇気。
マンガ『夢なし先生の進路指導』を読んだ。
これがもうハチャメチャにおもしろかった。これから流行りそう。実写化しやすいテーマなので、ドラマになりそうな予感がする。
本作の主人公は、いかにも陰気なこの男。高校教師なのだが、「夢なし先生」と異名を取っている。

彼には、「生徒の夢に対してネガティブな事実を列挙しまくる」という得意技がある。たとえばこれ。声優志望の生徒へ畳み掛けるシーン。


「夢は人を殺しかねない」というのが、彼の決まり文句だ。
これ、僕はすごくよく分かる。何度も何度も、夢に殺された人を見てきた。「俺はインフルエンサーになる!」と豪語して会社を辞め、1年必死で打ち込んだのにフォロワーが増えず1円も稼げず消滅していくみたいな人、周囲にいくらでもいた。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?