ミスは一度、全て環境のせいにしてみることも大切。

　今回のテーマは「ミスは一度、全て環境のせいにしてみることも大切」です。サッカーにミスはつきものです。そもそも、足でやるスポーツなので、ミスが生まれやすいとも言われています。

　多くの人が、ミスを無くして得意を伸ばすために、トレーニングをおこないます。真面目な人や目標が高い人ほど、ミスの原因を自分の中に見つけようとします。これはとても大切なことで、人のせいにしていたら、成長はないです。問題が起こった時には、「自分事」として考えることが大切であるという話を、以前の記事でも書きました。ただ、ミスの原因を全て自分の中で見つけようとしてしまうと、成長が止まってしまうかもしれません。

　「環境」が悪い場合もあります。これは、サッカーだけではありません。自分よりも「外」で起きている問題も解決していかなければ、状況は良くなりません。例えば、日向に咲いた花と、日陰に咲いた花では、日向に咲いた花の方が成長しやすいです。どれだけ日陰に咲いた花ががんばっても、日向に咲いた花より成長することは難しいです。

　サッカーでも同じで、パスミスが多い時、ミスの原因を自分の中から探していると、「蹴り方」「パススピード」「トラップからの動作」などに原因を見つけようとします。そして、原因を見つけてトレーニングをします。ですが、例えば「ディフェンスに囲まれた密集地」でパスを受けてしまっていれば、パスを成功させることは難しいです。自分の「外」で起きている問題を見つけることができれば、ポジショニングを変えるという、答えを見つけられるかもしれません。

　今の状況、今の環境に原因はないか、一度、全て環境のせいにして考えることで、自分の外で起きている問題に気付くことができるかもしれません。

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