サッカーはじゃんけんみたいなもの
今回のテーマは「サッカーはじゃんけんみたいなもの」です。今回は、スペインやアルゼンチンで学んだ「ありがたいお話」ではありません。僕が、20年以上サッカーを続けてきてわかったことのお話です。
サッカーには、「テクニック」「スピード」「パワー」という3つの要素があります。もちろん、細かく考えると他にもたくさんの要素がありますが、今回はわかりやすくするために、この大きな3つの要素からお話します。
FCバルセロナや、マンチェスター・シティなどのクラブは、3つのうち「テクニック」を特に大切にしています。日本の高校サッカーでは、滋賀県の野洲高校や、宮城県の聖和学園も「テクニック」を大切にしています。
日本では「テクニック」を重視する考えが多く、特に育成年代では「まずはテクニックから」という考えが根付いています。(他国では、育成年代で「戦術」や「スピード」を重視する国があることを理解しておくことが大切です。)
サッカーは、相手と対戦し「勝敗」があるスポーツです。記録に挑戦するスポーツではありません。「11人しか出場できないチームスポーツ」ということもあって、レギュラーをとるためにチームメイトと比べられることも多々あります。
僕は、サッカーは「じゃんけん」と同じだと思っています。相手がテクニックを得意とした選手である場合、こちらもテクニックで勝負するのは「負けるリスク」を高めてしまいます。「じゃんけん」では、あいこで勝敗がつきません。相手がテクニックに自信がある場合は、スピードやパワーで勝負することをお勧めします。
同じように、相手がパワーを得意とした選手である場合、体をぶつけるのはリスクが高いです。体が触れないように、スピードやテクニックで勝負することが大切です。
このように「相手が不得意なこと」で勝負を挑むと、勝率を高めることができます。状況に合わせて、勝負する要素をかえるためには、3つの要素すべてを持ち合わせる必要があります。1つの要素のレベルが高くなくても、相手が不得意なことに合わせることで、勝負に勝つ確率を高めることができます。この考え方で言うと、ボールポゼッションが苦手なチームに、わざとボールを渡して、守備を軸に試合を進めるチームがあることも納得できます。
僕は、テクニックがある選手には、パワーで勝負します。パワーがある選手には、スピードで勝負します。スピードがある選手には、テクニックで勝負します。じゃんけんの「ぐー」「ちょき」「ぱー」みたいですね。
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音声配信:『VORAZ FUTBOL CLUB』 Anchor/Spotify
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VORAZ FUTBOL CLUB(ボラスフットボールクラブ)は、スペイン産ポゼッションフットボールを体現する、滋賀県大津市のサッカークラブです。現在は、日本サッカー協会にチーム登録し、滋賀県・社会人サッカー連盟に加盟しています。活動の場は、主に日本サッカー協会主催の関西社会人サッカー・滋賀県社会人サッカーリーグ戦です。
※ボラスフットボールクラブは、共に戦いたいという情熱をもった選手を募集しています。サッカーが下手でも構いません。謙虚で礼儀正しく、コミュニケーションを積極的に取れる選手を募集しています。チームへの加入を希望される方は、「LaBOLAサイトでのメッセージ」もしくは「Instagram」から参加申請を記入の上、ご連絡ください。
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