ケンゴリアンズのケンゴ

沖縄でケンゴリアンズという日本語ロックをやってる者https://youtu.be/G…

ケンゴリアンズのケンゴ

沖縄でケンゴリアンズという日本語ロックをやってる者https://youtu.be/GFwPcvHLqs0

最近の記事

TSUTAYAは僕の実家だった

僕の地元でTSUTAYAが軒並み無くなってしまいしばらく経つ 僕がまだ高校生だった頃 放課後自転車を走らせてTSUTAYAに直行しCDレンタルコーナーに向かっていた CD5枚千円 とてもキリの良い金額 CDを借りる為にTSUTAYAに行く訳ではなく 次千円使えるタイミングが来たら何を借りるか厳選する為にTSUTAYAに行くのが殆どの目的 1番の敵はタイミング悪くレンタル中な事 大体の場合1週間待てば戻ってくるのだが 悪質な前客に当たるといつまで経っても戻ってこない場

    • 「草野球」セルフライナーノーツ

      「正しい声を繋ぎ、また今日を誘う」をリリースしてから早一年 やっと振り返って音源を聴いてみたくなったので制作時期やレコーディング時のことを思い返して書いてみたいと思った その第八弾! これでラスト 8曲目「草野球」 産まれたのは全8曲中1番目 僕がまだ大学生、20の頃 10年以上前に産まれた曲 本当は大学時代のデモ音源で既に録音済みだったがアルバムを意識し出した時 絶対にこの曲の再録をしたいと思い収録した曲 現存ライブでやる曲の中でもっとも古い曲 そして僕の楽曲制作のキ

      • 「裸足で駆ける青春」セルフライナーノーツ

        「正しい声を繋ぎ、また今日を誘う」をリリースしてから早一年 やっと振り返って音源を聴いてみたくなったので制作時期やレコーディング時のことを思い返して書いてみたいと思った その第七弾 7曲目「裸足で駆ける青春」 産まれたのは全8曲中2番目 制作時期は2018年の春 あっという間にできた曲 この記事を書く上で困った事が発覚した この曲のデモの音声をいくら探しても2個しか残っておらず思い出す事が捗らず リリースは去年だが結構前の楽曲なので困った いかにこの曲が一瞬でできた事が

        • 「ストロングスパイダー」セルフライナーノーツ

          「正しい声を繋ぎ、また今日を誘う」をリリースしてから早一年 やっと振り返って音源を聴いてみたくなったので制作時期やレコーディング時のことを思い返して書いてみたいと思った その第六弾 6曲目「ストロングスパイダー」 産まれたのは全8曲中5番目 制作時期は2018年冬〜2020年の秋 かなりの長期間 こねくり回してこねくり回して 形を変えていった楽曲 元々この曲はくるりの「ばらの花」みたいな曲に仕上げる予定だった この頃のケンゴリアンズは「力を抜く」のが下手だったように

        TSUTAYAは僕の実家だった

        マガジン

        • 殴り書き
          15本

        記事

          「汚い海」セルフライナーノーツ

          「正しい声を繋ぎ、また今日を誘う」をリリースしてから早一年 やっと振り返って音源を聴いてみたくなったので制作時期やレコーディング時のことを思い返して書いてみたいと思った その第五弾 5曲目「汚い海」 産まれたのは全8曲中3番目 比較的古参の曲 制作時期は2018年冬〜2019年の夏頃 誰に頼まれたわけでもなく始めたこの企画 ついにこの曲の制作時期の事を思い出す時が来てしまった というのもこの曲を作ってる頃の事は 一番思い出したくない 僕の中でブラックボックス化した思い

          「汚い海」セルフライナーノーツ

          「2020」セルフライナーノーツ

          「正しい声を繋ぎ、また今日を誘う」をリリースしてから早一年 やっと振り返って音源を聴いてみたくなったので制作時期やレコーディング時のことを思い返して書いてみたいと思った その第四弾(前回の更新から随分空いてしまいました) 4曲目「2020」 産まれたのは全8曲中8番目 アルバムの中では最新の曲 初めに言うと僕はこのアルバムの中でこの曲が一番僕にとって重要な曲だ 僕自身がこの曲に何度も救われている この曲の軌跡を辿るとかなり年月は遡る 僕が19歳で大学生だった頃 僕はT

          「2020」セルフライナーノーツ

          「ykbx」セルフライナーノーツ

          「正しい声を繋ぎ、また今日を誘う」をリリースしてから早一年 やっと振り返って音源を聴いてみたくなったので制作時期やレコーディング時のことを思い返して書いてみたいと思った その第三弾 3曲目  「ykbx」 産まれたのは全8曲の中で4番目 制作期間は2019年の秋から年末にかけて そもそも「ykbx」は 映画「遊星からの物体X」を略したアルファベット 曲名を迷ってた時 この映画の疑心暗鬼でヒリヒリする感じがピッタリだと思い拝借した 産まれたキッカケは本当に単純で 「ド

          「ykbx」セルフライナーノーツ

          「イカれた電波」セルフライナーノーツ

          「正しい声を繋ぎ、また今日を誘う」をリリースしてから早一年 やっと振り返って音源を聴いてみたくなったので制作時期やレコーディング時のことを思い返して書いてみたいと思った その第ニ弾 2曲目 「イカれた電波」 産まれたのは全8曲中7番目 制作時期は2020年の夏から秋 比較的すぐ完成した楽曲 この楽曲を制作時僕は神奈川の「Dr.DOWNER」というバンドばっかり聴いていた その影響を下品なくらいトレースしたデモが完成したのは2020/7/9 この文章を書くにあたり過去

          「イカれた電波」セルフライナーノーツ

          「絶望のシンガソング」セルフライナーノーツ

          「正しい声を繋ぎ、また今日を誘う」をリリースしてから早一年 やっと振り返って音源を聴いてみたくなったので制作時期やレコーディング時のことを思い返して書いてみたいと思った その第一弾(全8曲書く予定です。いまの所) 1曲目  「絶望のシンガソング」 産まれたのは全8曲の中で6番目 制作時期は確か2019末〜2020の夏まで 例によってコロナ禍真っ只中の間に作られた曲である 最初は確かドラムのいおりと2人で出演したライブで披露した曲をバンドで改めて膨らまそうという試みで何

          「絶望のシンガソング」セルフライナーノーツ

          超来来謝謝はずっと沖縄に産まれなかった「シーン」だったかもしれない

          2022年 沖縄のライブハウスに常識外れのイベントが始まった。 ワンチャイコネクション企画の 「来来謝謝」 昼間に開催 入場無料 沖縄は田舎だ。 いいミュージシャンは多いけど絶対数は少ない。 だからどんなに違う音楽をやっててもみんな顔見知りだったりする。都会ではない事だ。 そんなジャンルレスの音楽が混ざれる利点 素晴らしさの体現 それをやってのけれたイベントだ。 定期的に行っていたイベントの1周年という集大成的な意味合いで行われたのが先日の「超来来謝謝」 恐らくこの

          超来来謝謝はずっと沖縄に産まれなかった「シーン」だったかもしれない

          僕にとってのヨシムラタカシ

          僕はこの記事をヨシムラタカシへのラブレターにしたくない。 「あの時あんな事があって〜」「あのライブが最高で〜」 なんて思い出録になんかしたくない。 僕とヨシムラタカシはそんな関係性ではないし まぁ本人も望んでないだろう。 数年前、 僕のバンドは沖縄のライブハウスでそこそこやってはいたが よくライブハウスに来るお客さんにはハマっておらず、 同士のようなバンドのコミュニティみたいなものもなく 孤立感のようなものを感じて「ここで音楽を続ける意味ってなんだ?」って思ったこともあっ

          僕にとってのヨシムラタカシ

          バンドマンのくせに正社員でそれなりに仕事をこなし先日退社した話

          七月末に五年間いた会社を退職した。 分かる人には説明不要だがバンドを続けるにはお金がいる。何より自分の生活基盤を確かなものにしないとバンドというものは動かせない。お金という問題はバンドを続ける限りずっとついて回る。 そういう訳でバンドが続けたくてしょうがない僕はなんの疑問もなく就職した。 就職=バンドを引退 というバンドの実体を知らない一般の方々が想像するイメージから随分とかけ離れているが 僕は「バンドを続けるために就職した」のだ。 そんな訳でなんやかんや長年働き続けた

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          オリンピックのバカヤロー

          スポーツは学生時代からずっと僕の敵だった。 もちろん運動は苦手だった。 いつもクラスの明るいところにスポーツはあって 僕は遠い目で見ていた。 スポーツができる奴が絶対、スポーツができない奴はクラスで呼吸ができなかった、、、。 まぁよくある田舎のスクールカースト構図だと思う。 そんなモラトリアム期間だったから スポーツをずっと恨んでいた。 30手前にある今でも。 スポーツができるからなんだ! そんなことだけで優劣をつけることは間違ってる! そんな気持ち、その反骨精神が の

          オリンピックのバカヤロー

          「明日のたりないふたり」がまるで映画のようでドキュメンタリーのようで結局漫才だった

          12年前、「人前に立つ人というのは根拠のない確信を持っているもの」「絶対的な自信を持ってないとやっていけない」というようなベンチャー起業家的な精神論がまるでどんな人でも100%正しいという理念が今よりも蔓延していたように思う。(全然今もそんな人いますが) そんな中、いわゆる「根拠のない自信」など持ってなく、毎日毎日ウジウジ悩んでしまう自分は、そんな気持ちになれないとどんな世界でも成功しないのではないか?という閉塞感に駆られていた。 ずっとこの2人が僕の救いだった。 この2

          「明日のたりないふたり」がまるで映画のようでドキュメンタリーのようで結局漫才だった

          信頼できるひと(短編)

          音楽を作る。 それは途方も無く未知へ介入すること。 そういう風に十代の頃は感じていた。 僕はバンドの音楽を作るのでロックバンドを参考にまずは音楽を作った。 ああでもないこうでもないと試行錯誤を繰り返す内、竹内まりやの一つの曲のコードをそのままバンドの曲として使ってみるとこれまた求めてたバンドサウンドになった。 ここまではよくある話だ。何かを作ることを突き詰めた人はそのジャンルだけの影響で創作しない。むしろ対岸にあるもので作り上げたいという感情がある人が多い。 これは方法

          信頼できるひと(短編)

          僕らは実体を掴みたい〜ランジャタイと「空洞です。」とアニメソングと今の近況〜

          数日前、友人宅に泊めてもらった。色々精神が疲弊していた僕は何か気持ちが上向きになる事をしたくて友人に無理言って時間を作ってもらった形だ。 久々にお酒を飲みながら好きなアニメを見る会ではあったが急遽NHKのプロフェッショナルを見る流れになった。 内容は吉本のお笑い学校NSCの伝説の講師の回。 お笑いが大好きな僕らはアツくなり、あいも変わらずお互いのお笑いの気持ちをぶつけ合ったが、 そこであるコンビ「ランジャタイ」の話になった。 (一応名前を出したのでランジャタイの紹介として

          僕らは実体を掴みたい〜ランジャタイと「空洞です。」とアニメソングと今の近況〜