三ツ星醤油 堀河屋野村 ② その歴史
三ツ星醤油 堀河屋野村 さんに着いて
中に入ると、そこは歴史を感じる建物。
それもそのはず。
お店と蔵も全て国の有形文化財❗️
元禄元年の頃の建物で、
和歌山最古の蔵と言われているそうです。
こちらは、廻船問屋をやられていた頃の帳場。
それをそのまま使われています。
この奥の部屋に通していただき、お話を聞く事になりました。
お話いただくのは、
次期当主 野村圭佑さん。
圭佑さんで、18代目になるそうです。
歴史が桁違いですね!!
先ずは、その歴史を解説していただきました。
しっかりした資料もご用意して下さいましたよ👍🏼
堀河屋野村 さんの創業は、
なんと元禄元年、1688年 ですよ❗️
今から約330年前ですね。驚きです😳
「その頃の建物なのか、このお宅は…❗️」と、
二度ビックリ😳 歴史を体感します。
和歌山県の御坊市に廻船問屋として始まり、
紀州藩の品物を江戸に運んでいたそうです。
転機が訪れたのが1756年。
江戸から紀州に帰る航海の途中、
嵐に会い、なんと船が漂流⛵️❗️
流れ流されて、北海道のエトロフ島に漂着❗️
そこから、陸路でなんとか紀州に戻って来たのは、約一年後。
紀州藩などにご迷惑をかけた事で、廻船問屋を畳むことに。
その頃、江戸への手土産として作っていた
徑山寺(きんざんじ)味噌の製造を新しい家業として、そこから醤油の製造も行うようになり、今に至っている、との事。
いやいや、聞いているだけでも、
壮大なドラマですね。
歴史のロマンを感じます😊
「堀川屋廻船蝦夷嶋漂流記録」という古文書に細かく記されているようです。かの司馬遼太郎さんも「菜の花の沖」の一説で堀河屋にふれているとも。
困難を乗り越え、味噌作り、醤油作りが続いてきたのですね。
このお話だけでも素晴らしい✨
映画一本見た気がします。
あっ、蔵見学はこれからでした😅
さあ、蔵へ参りましょう🌟
またまた、歴史を感じる予感がします。
……③ へ続く。
【参考】堀河屋野村WEBページ → 堀河屋の歴史
<お願い>この記事は2018年1月時点の記録です。蔵見学は、見学隊が事前にご挨拶&アポを取り、特別なご厚意で案内頂いているため一般の蔵見学とは異なります。2021年9月現在、新型コロナウイルスの影響により一般の方々の蔵見学は受け付けていません。オンライン蔵見学『cloud-ship』という新しい取り組みをしていますので、詳しくは堀河屋野村WEBページをご確認ください。