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レビュー「エレファントカシマシアルバムレビュー」 第十三回 俺の道

「俺の道」

彼ら四人だって、ミッシェル・ガン・エレファントみたいなことができるはずだ、わたしはそのようなことを考えていましたが、そんな最中、発表されたのがロック的なアプローチの本作でした。喜怒哀楽の怒が強調された作品でした。これまでにそれが強調された作品はファーストアルバム、「奴隷天国」、「good  morning 」、そして本作の「俺の道」ですが、どれも、ロック的なアプローチ、つまり、ロックンロールアルバムだと個人的には位置付けをしています。そのように考えると、彼ら四人の場合、怒りとロックンロールアルバムの相性はいまひとつ、良いとは思えません。唯一の成功例がファーストアルバムではないでしょうか?疲れ果てた際の本作は癒してはくれません。泥のように疲れているのに、まだまだ、頑張らないといけないのか?そんな溜息が出てしまうような気分にもさせられましたが、「努力を忘れた男の涙は汚い」、と歌う一言は容赦がなく動揺しました。

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