Go To Eatと砂山のパラドックス
今日は、布団を被っていなかったのか寝冷え気味でした、けんです、おはようございます。
今日は、Go To Eatと砂山のパラドックスの話です。
砂山のパラドックスという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
#僕は最近知った
#だから使いたい
ざっくり言うと、内容はこんな感じです。
砂山があります。
そこから一粒の砂を取ります。
砂山は砂山のままです。
さらに1粒の砂を取ります。
砂山は砂山のままです。
それを続けていき、最後の1粒になった砂を、砂山と呼べるのかということです。
つまり、何粒あれば砂山で、何粒取れば砂山じゃないのかという話です。
これは、人によって、砂山の定義が違うので、答えを出すことはなかなか難しいものがあります。
解決策は、複数あるのですが、その中に集団的合意という解決策があります。
これも、ざっくり言うと、集団的合意とは、複数の人の合意によって砂山の定義を決めることです。
もっとざっくり言えば、みんなで話し合ってここからが砂山でここからが砂山じゃないと決めようかって感じです。
#平均を出す感じ
話は変わりますが、この砂山のパラドックスのような話を、最近、聞いたことがありませんか?
それは、Go To Eatの適用を原則4人以下に制限するという話です。
ここで聞かれるのが、4人がよくて5人は、なぜ、だめなんだ。
その根拠はあるのか。
根拠を示せなどという意見です。
ごもっともな意見で、理解できます。
それに、同じ4人でも、テーブルに座るのと、カウンターに座るのでは安全性は変わったきます。
しかし、この話を続けて、じゃあ、5人にしますとなった時、また、5人と6人では、何が違うんだという意見が出るでしょう。
これを続ければ、100人、200人となってきます。
まさに、砂山のパラドックスです。
どこからが安全で、どこからが安全じゃないのかということです。
これを、集団的合意で解決しようとしたのが国や厚生労働省です。
いろいろ話し合って、原則4人以下と決めたのでしょう。
#平均を取った
国や厚生労働省の肩を持つわけではなく中立な立場なのですが、集団的合意で解決をしようとしているわけですから、砂山のパラドックス的に見れば、4人がよくて5人がだめなんだという議論は不毛に見えてしまいます。
まあ、その立場によって、いろいろな意見が出ますよね。
それでは、いい1日を。