【超低金利】住宅ローンは変動金利よりも全期間固定金利の方が良い!!(例外あり)
現在は超低金利が続いているため、住宅ローンの新規契約や借り換えを検討されている方には全期間固定金利(長期固定金利)にすることをおすすめします。(後半に例外も載せます。)
変動金利や固定期間選択型を選ばれている方って多いですよね。
住宅金融支援機構資料より引用
日銀がマイナス金利政策を導入したことによって、変動金利と全期間固定金利の金利差は1%以下になり、変動金利を選ぶメリットも少なくなっているのです。
変動金利で借りている人は金利が上昇してしまうリスクがあるので、超低金利が続くうちは固定金利でローンを組む、または借り換えすることで、住宅ローン破綻のリスクを避けることができます。
なぜ変動金利から全期間固定金利に借り替えた方が良い?
住宅ローンの借り換え目的は、「総返済額を減らす」だけではなく、「金利上昇リスクを下げる」という重要な目的もあるのです。
今後、日銀の財務健全性が危ぶまれる等の要因によって、住宅ローンの金利が上昇することがあり得ます。その際にダメージを受けるのは、変動金利で借りている方たちだからです。
「金利が上がり始めたら借り換える」のは困難
固定金利は変動金利に先駆けて上昇します。よって、変動金利が上がり始めるころには、すでに固定金利は大幅に上昇してしまっているのです。
ではどうしてこのようなことが起こるのでしょうか?それは、変動金利と固定金利では金利が決まる仕組みが違うからです。
変動金利は銀行の「短期プライムレート」という貸し出しの基準となる金利をもとに決められます。短期プライムレートの金利は日銀の政策金利をもとに、銀行が独自に決めます。実はこの短期プライムレートは10年以上ずっと1.475%が続いています。
一方、固定金利は10年国債などの長期金利をもとに決められます。長期金利は国債の需給バランスにより日々変動するため、経済情勢に反応するのは固定金利の方が早いのです。
よって、変動金利が上がり始める前に、固定金利に切り替えることが重要となります。
いつまでも低金利が続いたことはない
過去に20年も30年も低金利が続いた例はございません。
下のグラフのとおり、変動金利は8%台をつけたこともあります。今の超低金利は「あたりまえ」のことではないのです。
住宅金融支援機構資料より引用
変動金利と固定金利の金利差は1%以下!
家サイトより引用(https://www.e-a-site.com/column/detail/83.html)
固定金利と変動金利の金利差は1%未満で、あえてリスクの高い変動金利を選ぶ理由がないという考え方もできるのではないでしょうか。
数年前に変動金利で借りた人は、固定金利に借り換えることで、金利も下がりリスクだけでなくコストも同時に下げられるということもあるかもしれません。
例えば、残債3000万円、返済期間が30年残っている場合、1%金利が上がれば総返済額が500万円増えることになります。
月々約1.4万円の支払いが増えることになりますが、この1.4万円を捻出することになった場合、老後資金に備えた貯蓄は貯めていけるのでしょうか。また、養育費を蓄えられず、子どもを高校や大学に通わせられなくなる可能性もあります。変動金利は将来を懸けるほど優位なものでしょうか。
【例外編】変動金利のままでも良い人
以下の方は、変動金利のままで良いかもしれません。
①借入金が少ない人(もしくは一括で返せてしまう人)
②残りの返済期間が短い人
③金利の変化に機敏に対応できる人
因みにリベラルアーツの両学長はどうしても住宅ローンを組まなければならないとするなら、変動金利で借りて、状況が悪くなったら①で一括で返してしまう!!とのこと。。お金持ちはこのような対応ができるってことですね。
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