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基礎がしっかりしていれば安定し続ける

たった1ヶ月で平屋の家🏠が建てられるらしいです。
しかも、価格は1,000万円で!

プラモデル感覚で施主自らが組み立てるシステムとのこと。一人で組み立てるのは難しそうですが、業者に依頼したら結局工事費用が高くなりそうな気がします。

「1カ月で建つ1000万円の家」をキット化して販売。孫泰蔵も出資する“建築界の新風”【VUILD・秋吉浩気1】

鐵工所を営んでいた父は器用な人でした。私が小学生になるまで住んでいた家は、父が一人で時間をかけて建てたそうです。キットではなく、鉄骨の柱を使い、壁や屋根はトタン板を使用していました。

おそらく鉄骨を1本ずつ溶接して立てたものと思われます。もちろん、2階建てでした。風呂やキッチンもあったのですが、水回りも自分で工事したのかどうかまではわかりません。

ただ、建築法は完全に無視していた可能性がありますが。(笑)

私が 2~3歳の頃だったので、父はまだ30代後半だったと思います。数年後には隣の土地に大工さんが建てた家に引っ越しましたが……

あぁ、これが本当の家か。

そんな風に思ったのを、何となく覚えています。私が6歳の頃の話です。その後、父が建てた家は鐵工所の工場こうばとして、30年近く利用されていたのですが、父が他界して管理ができなくなったために取り壊しました。

意外と基礎工事もしっかりされていて、地震や台風でもびくともしなかったと記憶しています。基礎って大事なんだなと。見た目は高級住宅という感じではありませんでしたが、基礎と柱がしっかりしていたので、まだまだ何十年も使えそうな建物でした。

なぜ取り壊したの?

あなたはそう思ったかもしれません。じつは、私が結婚して子どもが生まれたので、一旦更地にして新しい家を建てるためでした。もちろん、新しい家も基礎は頑丈にできています。たぶん。

家🏠は何と言っても、土台が大事ですからね。

とある中学生の大会にて

先日、とある中学生の大会が開催されたので、子どもたちの試合を見に行きました。応援でも観戦でも審判でもなく、監督という一見偉そうな立場です。

残念ながら、ここぞという場面で負けてしまいました。結果を出せなかったのは、すべて監督の責任です。とはいえ、私が監督をしている時点で、勝負を投げたも同然だと思いました。

野村監督の名言が心に刺さります。

一年目には種をまき、二年目には水をやり、三年目には花を咲かせましょう。

野村克也​​

種は蒔いたものの、私は水をやれているのだろうか……

試合なんてどうやれば勝てるのかわからないので、中身は剣道素人の全裸監督。試合知識はど素人です。技は教えられますが、なかなか試合で使ってもらえるような指導ができません。メンタル面もど素人なため、適切な水やりの方法を模索中です。

全裸監督

指導している中学生のA君は、基本はイマイチなところもあるのですが、応じ技が誰よりも上手。しかし、試合では一度も応じ技を使いません。構えたところから面か小手を打つだけです。

先日の稽古では「もっと応じ技を使えばいいのに」と伝えたところ、「今度使ってみます」とのこと。やはり試合では使っていないようでした。試合どころか、日頃の地稽古でも同様です。

ある程度基礎ができていても、咄嗟に使えないようでは稽古の意味がありません。常に実戦を意識して取り組むべきでしょう。

日頃から梅干を食べて口が酸っぱくなるほど言っているつもりなのですが……


ウメボシ食べてスッパマン

スッパマンは基本的にやられ役なので、何を言っても無駄なのかもしれません。

中学生の試合を見ていて、もう一つ感じたことがありました。それは……


足さばきの重要性


先日のXにも投稿しました。

足さばきは基礎の基礎です。同じことの繰り返しなので、地味で面白くない稽古方法といえます。しかも、短期的に上達具合が全然見えません。

今日は足さばきの稽古をしたから、超絶うまくなったわ!

なんてことはあり得ないのです。この世に「絶対」はほとんどないと言われますが、これは絶対と言ってもよいレベルだと思っています。もし、あなたが急激に足さばきが上達する方法をご存知ならば、ぜひ教えてください。

一方で、上達具合がわからないからと言って、足さばきの稽古をまったくしていなかったらどうなるでしょうか。剣道全体の技術が向上しなくなるかもしれません。

じつは、その光景を目の当たりにしてしまったのです。

面打ちや小手打ち、胴打ちの打突動作自体には、大きな差がないように思えました。練度の違いがあるのは当然なのですが、それなりに見えるものです。

手前味噌で申し訳ないのですが、私が指導している子どもたちは攻め方や応じ技がちょっと上手い気がしました。

「いやいや、試合で負けたんでしょ?」

ごもっともでございます。それについては、言い訳できません。しかし、有効打突にはならないけれども、惜しい応じ技が多々ありました。

一番応じ技の上手なA君はまったく使っていませんでしたが、ほかの選手が何度か擦り上げ技を使っているところを見ました。違いは、足さばきだと思っています。

安定した攻めや応じ技は足さばきから


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