鹿児島
11月下旬に、友人の導きで鹿児島に初入国することとなった。
昨年のアフリカに続いて、これまで縁のなかった地であること、また、基本的に道先案内人に全てを委ねて、我が身に起こることを楽しむこと、など、これまでにない何かを誘発していく旅だ。
ここでは、その旅で得た洞察を備忘的に、かつ時系列で記していきたいと思う。
・鹿児島空港の着陸は、窓から見ていると森林スレスレを飛んでいるようで恐怖感がある。のちにYくんから聞いたところ、国内のパイロットの中でも着陸が有数の難度の空港らしいこと、また、最近移転してそのようなことになったこと、桜島の灰から逃れるための移転であったことなどを聞いた。
・到着した最初のホテルにYくんのお父さんがロビーで待っておられた。僕は一体何を期待されているのだろう。どうしてお父さんが。いろんな疑問が頭をよぎるが、それらの疑問は旅の後半で伏線回収されていくことなる。
・もともとこの旅は、いつも聞かされていたYくんの様々な故郷話に、なんとなくその場所に行ってみたくなったという、ぼんやりした契機から9月頃に決まったものだった。
・その話をしていたY君と下北沢での会食の時にも、彼は地元の焼酎(タイトル画像の千亀女がそれ)を出すお店を中心にハシゴして、結局4次会くらいまで続いた。その時も、いつも話に出る長兄さんの事が頭によぎっていた。
・その2.3週間後だっただろうか、そのお兄さん(健一さん)がプロデュースした焼酎が、「酒屋が選ぶ焼酎大賞」の映えある第一回の大賞に輝いた。まさか、このタイミングで、と驚いた。
・そして、この健一さんこそ、この旅で解くべき最大の謎を提供してくれる。それは、「なぜ健一さんは、うだつの上がらない3枚目キャラから、周りを巻き込む営業力と、ヒットを連発する企画力を開花させたのか?」というものだ。
そういえば、昨年のアフリカ最小の国、ジブチ、と、鹿児島の志布志(しぶし)、は響きが似ている。