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イボランド到着

父親の実家訪問のために、ナイジェリア東部のオニチャへラゴスからバスで12時間の移動。
本当は6~8時間で見込みを立てていたところ、出発時間の遅延と道路の凸凹と警察による検問所の多さで長引いた。
バスと言ってもハイエースでの移動。
スペースの狭さと言い、道路の凸凹といい、さすが疲労困憊。
実家に着くはずだったが、夜9時に叔父の家に着いた。

実家への旅路は2日目へ延長。
それでも、叔父の家で食べた現地家庭料理のガリとエグシスープとハイネキンビールは格別で、疲れも相まって涙がこぼれそうになった。
しかも、叔父は「ここではお前は俺の息子だ」と。出たよ、イボ民族特有の強い家族意識。
でも、10年越しに突然1人でノコノコやってきた身としてありがたさしかない。

次の日、出発前のシャワー中外から聞こえた近所の子供たちの声。
子供たちが話していた言葉は理解できないけど、父親がいつの日か昔に電話越し話していた言語だとはっきり分かった。
そうか、確かに父の故郷のイボランドに来たのか…。

ラゴスとは違い、オニチャの街は山や谷の中に広がっていて坂道が多く、
隣の山に広がる家の群れたちが一望できるようなとこもあり、
どこか生まれ育った東京の西の方の地元に似ているようにも感じた。

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