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1人海外旅行のススメ 〜定住を抜け出し、コンフォートゾーンを広げよう〜
こんにちは、建築動画クリエイターのSho建築士です。
このnoteでは「建築業界で自分らしく生きる」ためのヒントや、建築そのものの魅力を紹介しています。
実は、ここ1年半ほどでフィリピン(マニラ)、タイ(バンコク)、アラブ首長国連邦(ドバイ)、オーストラリア(シドニー)など、4カ国を巡ってきました。
今回は、1人海外旅行をおすすめする理由についてお話しします。
定住は悪なのか?
まず、「定住は悪だ」「移動する人が成功する」といった考え方を耳にしたことはありますか?
人類はもともと狩猟採集民として各地を移動していましたが、農業の発展によって土地に留まる「定住」という生活様式が生まれました。これは作物を長期間育てるために必要だったわけですが、一方で移動が少なくなることで変化に対する刺激が減り、思考が硬直化するリスクも指摘されています。
定住が悪いわけではない
安心感や安定感が得られる定住スタイルは大きなメリットがあります。しかし…
同じ場所に長くいることで環境が変化しにくく、結果的に柔軟な思考や新しい発想が生まれにくくなるかもしれません。
現代はITやAIの進化が加速し、世の中がめまぐるしく変化しています。こうした変化のスピードに対応していくためには、常に新しい環境や体験を取り入れる「移動」こそが強い武器になるのです。
一人海外旅行をおすすめする理由
1. 自分自身で意思決定をする経験が得られる
一人旅では、滞在先、食事、移動手段など、すべてを自分で決める必要があります。
今日はどこに泊まる?
どうやって移動する?
何を食べよう?
普段の生活では当たり前のように定まっている「帰る部屋」「通勤手段」も、海外旅先ではゼロから選択することになります。こうした決断力や判断力を鍛える機会は、日常生活に戻ったときにも大いに役立つはずです。
2. 語学力が圧倒的に伸びる
海外で日本語が通じない環境に放り込まれると、否応なしに英語や現地語でコミュニケーションをとる場面が増えます。
「通じるかな?」→「とりあえず話す」→「こう返ってきた」→「じゃあ次はこう言えばいいか」
という**試行錯誤(PDCA)**を繰り返すことで、語学力と度胸が身につきます。
ペラペラになる必要はありません。伝えたいことを何とか伝えようとする、その姿勢こそが大切です。
3. 異文化体験からアイデアが生まれる
建築をメインの目的にするのも素晴らしいですが、何気ない生活の風景にこそ発見が潜んでいます。
スーパーマーケットの陳列方法
街角にある広告デザイン
宗教や習慣の違い(イスラム圏の礼拝スペースなど)
こうした文化や暮らしの違いを肌で感じることで、建築やクリエイティブな仕事におけるアイデアの引き出しが増えるのです。
4. トラブルを乗り越える自信がつく
旅先では、パスポートや財布を落としたり、言葉が通じなかったりと、さまざまなハプニングが起きるかもしれません。
しかし、それを自分の力で解決する過程で「意外と何とかなるんだ」と思えるようになり、自分への自信が深まります。
インドネシアのタクシーで財布を忘れたけど運転手が届けてくれた
サポートセンターに片言のインドネシア語で連絡して問題を解決できた
こうした体験が、「次もきっと大丈夫」というプラス思考につながっていきます。実際はめっちゃ焦りましたが笑
一人海外旅行がもたらす建築設計・仕事へのメリット
建築設計やクリエイティブな仕事をしている人は、一人旅で得た多様な文化的背景の知識や柔軟な思考を、仕事に活かすことができます。
現地の宗教習慣に合わせた空間づくり
異なる住環境や素材の組み合わせのヒント
新たなライフスタイル提案のアイデア
「この国ではこういう暮らし方をしている」というリアルな体感が、設計や発想をより豊かにしてくれます。
実践のポイント
最低限の準備は怠らない
治安情報のチェック
SIMカードの用意
宿泊先の目星はつけておく(当日予約でもOK)
あえて余白を作る
スケジュールを詰め込みすぎず、街をブラブラする時間を持つ
身の丈に合ったプランから
初めてなら近場の韓国・東南アジアなどがおすすめ
移動時間や移動費を考慮し、無理のない旅程を
「なんとかなる」と思って楽しむ
大きなトラブルはそうそう起きない
万が一問題があっても、現地のサポートを頼れば解決策は見つかる
まとめ
定住は悪というわけではないが、変化のない環境は思考の柔軟性を奪うこともある
一人海外旅行は、自分で全てを決断するからこそ成長と自信を得られる絶好の機会
異文化体験が建築やクリエイティブな仕事に新鮮なアイデアをもたらしてくれる
トラブルも含めて、すべてが自分の糧になる
もし「最近ちょっとマンネリだな」「コンフォートゾーンを抜け出したい」と思うなら、ぜひ思い切って一人海外旅行に挑戦してみてください。意外とスムーズに行くことも多いし、「何かあっても案外どうにかなるんだ」と感じられるはずです。
そして帰国後はきっと、一回り大きく成長した自分に出会えると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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