Debian TestingでPPAからパッケージを取得しようとしたら、GPGエラーで嵌った
Deskminiに構築したDebian Testing環境ですが、かなり安定して動作していて満足しています。
しかし、以前のLinux mint環境でGoogle Driveのために使用していたパッケージ(google-drive-ocamlfuse)を取得しようにもGPGエラーになってしまい、入れられていませんでした。
※以下は同様の状況になっているdropboxのPPA
W: GPG エラー: https://linux.dropbox.com/ubuntu bionic Release: 公開鍵を利用できないため、以下の署名は検証できませんでした: NO_PUBKEY FC918B335044912E
E: リポジトリ https://linux.dropbox.com/ubuntu bionic Release は署名されていません。
N: このようなリポジトリから更新を安全に行うことができないので、デフォルトでは更新が無効になっています。
N: リポジトリの作成とユーザ設定の詳細は、apt-secure(8) man ページを参照してください。
本日ようやく解決方法にたどり着いたので、備忘録として記載します。
◆他に試したこと
# apt-key adv --keyserver keyserver.ubuntu.com --recv-keys <NO_PUBKEYに続く文字列>
⇒ 駄目でした。
# gpg --keyserver keyserver.ubuntu.co --recv-keys <NO_PUBKEYに続く文字列>
⇒ 調べてみると内部的には『apt-key』と同じ動作らしい
apt-keyがgpgコマンドを内部的に実行している形とのこと。
道理で同じオプションなんですね。
◆apt-keyは非推奨になっている
/etc-apt/trusted.gpg.d/ 配下にgpgキーのファイルを配置するのが正しいらしい。
◆解決方法
# gpg --export --armor <NO_PUBKEYに続く文字列> >> <任意のファイル名>.asc
# cp <任意のファイル名>.asc /etc/apt/trusted.gpg.d/
無事インストールできました。
Ubuntu 21.04でもapt-keyはdeprecatedになるらしいので、同様の問題が発生するかも。