驚くべき名著
十年ほど研究しているうちに、私はあることに気がつきました。これほど巨大な学問ジャンルでありながら、自己啓発思想というのは、ひょっとして、どこからどう研究したとしても、最終的には、たった一つのある「答え」にたどり着くものなのではないか。
自己啓発本があまりにも多いので、なにかそのガイド的な本がないかなと思ってたまたま手に取った一冊でした。
よくある自己啓発本を要約・整理してお薦めするだけの本ではありません。
自己啓発思想とは、キリスト教、イスラム教、仏教、その他の宗教から心理学、精神分析学、女性学、医学・薬学、地球環境など、あまりにも広い分野の研究が必要で、イエス・キリストでさえあまたの自己啓発思想家の一人にすぎないという途方もない学問分野とのこと。それだけに、一人の人間がいくら時間をかけて研究しても「何がしかのことを言えるようになるはずもない‥‥‥。」と途方にくれかけた著者ですが、さすがに十年という月日をかけてのご研究の末に、驚くべき発見をされます。
その発見については本書をお読みいただきたいとして、このご本ですが、この本を読んですべてが分かってしまうような錯覚に陥る危険性もあるので、読まれる方はくれぐれもこの本だけで満足しないようご注意を。
この本をきっかけに自分に合った思想にめぐり逢い、それを実践して自分のものとすることができれば幸せな一生を送ることができるでしょう。
なにはともあれ、それほどすごいご本ですので、当然読む価値は非常に高く、１４歳と言わずすべての年齢の方におすすめです。
１４歳の時にこの本を読んでいたら自分はどうなっていただろぅ。
もうすぐ５３歳でございます。