月旅行とコメ
まったく農業に関わっていないわたしが言えることはないのですが、先日ちょっとだけ屋内農園を見学する機会があり、窓もないビルの中でLEDライトに照らされた葉物野菜の”工場”を興味深く拝見いたしました。
きれいな水と肥料がトレーを流れ、本棚のような白いキャビネットに整然と緑の野菜が育っておりました。室内なのでもちろん天候に左右されることはなく、いつも一定の温度で快適な空間です。
農場というよりは”工場”という言葉が自然と出てきてしまいましたが、野菜にしても山下惣一さんが言う「とれた」「できた」というよりは、「製造した」という形容のほうがしっくりきそうな印象でした。
もちろん私の偏見であり、個人の勝手な印象です。
根本的なところでは、誰かが種を取り(最近はF1という一回しか発芽しない種だそうですが。。)、それをトレーに”植えて”、野菜は自力で発芽、成長していきますので、人間ができることは成長をアシストするだけなのでしょうが、どうもなにか窮屈な感じがして、生命力が広がっていくようなすがすがしさが感じられないのは私が鈍感なのでしょう。
おすそ分けしていただいた小松菜はおいしくいただきました。