ゴッドハンド通信。

整体業界では有名なゴッドハンド通信にウチの大ボスであり、筋整流法創始者の小口昭宣先生が登場しました。
期間限定ですが無料映像が視聴出来ます。
一応自分も腱引き師として小口先生の語る内容をじっくりと見てみました。

技としては腰の横靭帯の調整を見せていましたね。腱引きではぎっくり腰などの調整で〆の方に使われる事が多い手技です。
ある程度の調整がなされてからやるべき手技なので、急性腰痛の人が来たからと言って、いきなりコレやらないでくださいね。
動画ではいきなりやってますけどね。あんま良くはないです。この手技自体は効果は出しやすいんですが、まずは腰の腱をちゃんと調整してからやるのが基本になってますので、少なくとも強い痛みのある人にいきなりやらないほうがよろしいかと。
一部の腱引き師しか出来ない的な事を言ってたけど、自分が習ってた頃は全員やってたと思うのだけど、ひょっとしたら今はカリキュラムの中ではやってないのかな?とか思いました。

総指伸筋を触る事も見せてましたね。
中指ピョコんと動くのは始めて受ける人には驚かれますね。デモンストレーション向き。
実際には指側から効かせた方がいいと個人的には思います。
動画内でも指の腱を触らせてましたが、アレを〇〇して〇〇しながらやれば総指伸筋全体を調整できます。

腱引きの歴史とかそういうのに関しては諸説あるので映像の中で言ってた事が全て正しいかどうかはわかりません。
ただ武術の指使いがその根底にあるのは間違いないかと。
現に武術畑の腱引き師は指使いが上手いというのを見てもなんか納得できます。

今日公開されたゴッドハンド通信の無料動画を見て、実際に腱引き習おうと思った方もいるかもしれません。一応5月から合宿もあるそうなのでご興味のある方は協会にお問い合わせください。

個人的に怖いのはこのDVDが発売されて、なんちゃって腱引きが広がるのだけがちょっと懸念している所です。
というのも動画見ただけでなんとかなる事もあるかもしれませんが、大体は上手くいかない方が多いはず。
手の感覚とか使い方、術者の身体操作は年単位で修行が必要なものです。
武術由来の手技なので効果は表も裏も強く出ます。要は壊れる時はばっちり壊れます。
そういう危険性も含まれてるので学ぶのはDVDではなく、直接腱引き師の指導者クラスの人に習ってください。
他の手技と違うのは使い手次第で壊す方向へも行ってしまう手技だという事。
まだまだ使いこなせてない自分が言うのもアレですが、使いこなせれば良い武器になります。

無料動画見て思ったのは「編集上手いなあ」です。見せ方という面で為になりました。

まあ最後に一言。
ちょっと盛りが強い気がしますw 

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