人は自分のレベルに合ったモノでないと理解が追いつかない。

日常生活でもそうだし、仕事でもそう。
レベルアップをするなら自分の今の地力よりも少し上の事をやるようにするといい。
お手本にするにも上のレベルの人をいきなり目指すのは難しい。いきなりでも出来ちゃう人がいるけど、それはひと握り。
武術とかでもそうなんだろうと思う。
トップレベルの空気感は早い段階で感じておく事が大事だけど、習うとかなったらそれなりの所から始める方が挫折も少ない。
ちゃんと続けられれば適度なタイミングで壁が来る。その時に少し地力よりも上の事に着手する。
それの繰り返しで成長していく。

腱引きだとまず身体の凹凸を指で触る練習をするのがスタートになる。
良いか悪いかなんてまずは考えない事。
最初は顔とか手の甲の骨の角とか触りやすいので触っていく。
おぼろげながらに凹凸がわかってきたら、次は硬さや弾力の違い等を感じる練習。

と言う具合に進めていって、腱を引っ掛けるとかは半年一年やってやっとわかりだす感じ。
自分も最初の頃は腱に引っかけられてると思って先輩の腰を触ってたら軽く首を横に振られたりしてました。
色んな先輩の腱を引いてて「違う」とか言われ続けましたが、今にして思えばその先輩達も『わかってなかった』んですけどねw
もう辞めてる人達だけど、やっぱその程度でした。スジを引っ掛けられても、引く動作の時にまた外れてしまうというのも壁の一つ。
これが外れてるのに気づけないのが数年続いたんですわ。
ポイントさえ合ってれば引けなくてもそこそこは効果が出ますが所詮そこそこ。
一個だけコツというか大事な事は『引っ掛けたら手先は変えない』事。
協会のやり方ではスジを引いて窪みにおさめるように指を操作するんですがそれは指先からポイントがズレてしまいやすいのであんま良くない。
あと普通にやってて引っ掛けた後に手が収縮してしまうケースもあんまり良くない。
心眼流の島津先生のやり方だと船漕ぎ的に引いて戻すような操作が入りますが、自分はまだできません(T_T) 
割と自分の引き方は変わってるかもしれませんが、人に教えるやり方がちゃんとあるのでそこは他の腱引き師よりも唯一?優れてる所かなと。

上のランクの腱引き師は最初から結構感覚が良くてなんか知らんけどスジ引くのが出来てしまってるケースが多いので指導に結びつきずらい。
自分に出来る事は人に教えられないです。


………超絶脱線してしまいましたが、何をやるにも段階は重要です。
すっ飛ばして何かお手軽に上達しようなんてありえません。
これから腱引き習おうという人には地道にちょっとずつ頑張ってほしいと思っています。
最低3年ですなww

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