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1on1はもう不要

数年前から流行っている1on1。
やったことがある人も多いのではないでしょうか?
1on1で大事なことは、上司が部下の状況を把握することや指導することではありません。
しばしば、業務状況の相談になっているケースや、ついつい上司から部下への指導の時間になってしまっているケースを目にします。
上司としては部下とミーティングするということに構えてしまい、何か与えたい。適切な指示をしたい。と、話し過ぎるきらいがあります。

でも、これ、間違いです。

1on1では、上司は指示することが役割ではありません。ここでの上司の役割は指示することではなく、壁打ち相手になってあげることです。
話相手になってあげて、抱えてるモヤモヤを言語化する手法が1on1です。

モヤモヤしてることや何か考えるときに、『言語化』は非常に有効な方法です。
言葉にしてみる、絵にしてみる、文書にしてみる。
これらがモヤモヤした考えを整理することになり、解像度が上がりスッキリします。
頭の中だけで考えていて、整理できているつもりでもいざ言語化してみると意外とうまく言葉にできない部分が多いことに気付きます。(ぜひ、やってみてください)

私の場合は、思考しながらPPTなどで図解したり、言葉にして誰かにプレゼンできる粗々な資料を作ることが多いです。
PPTに書き起こす段階でも、頭の中では考えられていたつもりのことも実はふわっとしていた部分が見えてきます。ここで、1段階、解像度を上げるのです。

誰かにプレゼンできるレベルにまとまってくれば、次の段階では、実際にプレゼンしてみます。
プレゼン相手は誰でも良いです。プレゼンしてくれと求められていなくても相手になってくれるのであれば、ありがたいものです。
そうは言っても、皆さん忙しい人が多いので、簡単に時間を割いてくれるものでもありません。
そこで、1on1が活躍していました。
1on1は特に準備はせずに、今の状況でモヤモヤしてることなどを気軽に話してみるといった使い方が1つですが、普段から思考するのにプレゼンできるネタが作られているのであれば、それを使わない手はありません。
そのプロジェクトを提案する相手でなくても、プレゼンすることでいい壁打ちになります。
目的は壁打ちして解像度を上げることなので、その場をうまくやり切るようなプレゼンの仕方も不要です。プレゼンしながらモヤっとしたところはそこで止めて、モヤっとしたポイントを話しながら、意見を聞いてみても良いです。

こうして有効に1on1を活用していましたが、最近は人とのミーティングをセッティングしなくても簡単に壁打ちができてしまいます。
Chat GPTで、意見をもらいたい人格を作り出し、話しかければ嫌な顔1つせずに壁打ちに付き合ってくれます。
思いたったらすぐにいつでも壁打ち相手になってくれるのもいいところです。
もはや1on1など不要な時代になってきました。

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Mt
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