0361 エジプト❽いざギザのピラミッドコンプレックスへ
Day6-アブシンベル→アスワン
アスワン→カイロ
Day7- 終日カイロ観光
フリーダムホテル2泊
初日以来のカイロ。ホテル選びは何を優先するかによるところ。便利さ追求の通過拠点とみなすか。宿そのものを目的地のひとつとみなすか。初日のホテルは前者だったので、此度は趣をちがう宿を探した。ここフリーダムホテルがそう。
ピラミッドコンプレックス入場
ピラミッドに対しては、他の観光地となにか異なる感覚がある。わかった。あまりにも有名なこの建造物は、エジプトのアイコンとして強烈なイメージを定着させている。行ったことがない場所なのに、なんとなく知っているつもりにさせてしまう。それほどの強さ。
到着した。
現地でメモを残していた。それ意外は、灼熱と晴天とピラミッドの空気にひたすら身を委ねた。
スフィンクスはどうなの?
入って早々、迎えてくれるのがスフィンクス。自分が嫌いなものがある。”がっかり観光地”、”このだけは絶対行くな”みたいな記事や意見。
理由は2つ。1.感覚値は、その人の価値観や知識経験によるところで、他人にどうこう押し付けるものではないということ。2.歴史に根ざした場所は、今にいたるまでが、その歴史の一部と知るべき。現在の状況はその結果であり、すべてひっくるめて観察することが、本来あるべきと思う。
スフィンクスを見て”がっかりした”という記事を見た。上述した1も2もあてはまる。現代人のエゴ。その表面しか見れてないなと思ってしまう。
ピラミッドどうなの?
遠近感がなくなるなか、3大ピラミッドを順に回る。最大のクフ王のピラミッドは、一辺230m、単純計算すると一周12分程度かかる。近づいた。
5000年前という時間、その大きさそのものも驚かされるが、その治世の中、なぜこのようなものを作ろうと思いたち、実際作れてしまうのか。想像力も手伝い、その現象に驚かされてしまう。
クフ王ピラミッド内部へ
追加料金で内部に入れる。ピラミッドへの驚きは、何段階かある。5000年も前に造られたの?(日本はまだ縄文時代なのに)、なぜこんな大きなものを造れたの?そして、内部でさらに、どうしてこんな設計ができたの?となる。
来世に生まれ変わるための王の墓とはいえ、あの巨大な建築物の中にして、このような内部設計がほどこされているとは。これは、現地じゃないと実感できない体験だった。
まとめ
目で見るもの、匂い、温度。日差しの強さ、風。何度も思う。五感を通じて入ってくる情報のリアルは、やはり旅をして現地で初めて実感するもの。既視感によるバイアスの是正は、これからも続けていく。それが旅のひとつのマイルストーン。