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0069 雑談15 Tさん@旅行関連-自分で審美する-

【1on1雑談】
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さる11/8、観光業のセミナーでお会いした自治体の観光財団のTさんと、池袋にてお食事させていただきました。観光談義に花が咲く。印象に残った話をいくつか。

日本人とブラジル人

ブラジル人の日本韓国旅行にアテンドする機会があった。ブラジル人の多少のことは気にしない性格が好きになった。とてもいい思い出。
日本人は今でこそ、旅慣れた人が増えてきた。かつては、旅行に慣れていない日本人は、当たり前のように高度な要求をしてきた。そして、その場で文句を言わず後になって言ってくることがけっこうあった。

人種や文化の違いは心得ているが、実体験の肌感覚は説得力があると思いました。今の20代がスマホがなかった時代を知らないように、”旅行”ひとつとっても、その形態は大きく様変わりしているんだなと思いました。それは、観光プランや交通手段だけでなく、旅行というものに対する慣れ、余裕、期待値など。

旅行業界は努力が足りなかったのかも

コロナで痛感する旅行業界のもろさ。分解すると、団体旅行に頼りすぎていたエリアも多い。コロナは逆にそこに気づかせてくれた。観光の魅力の本質を深く考え、仕掛け、お金を落としてもらうことが必要。真似ごとだけじゃだめ。どこにでもあるご当地キティ、ご当地プリン。

人も街も、自分たちの良さ・強みを知り、他人(他エリア)との違いを説明できることが求められる。そのためには複数の角度から眺め本質を見極める必要がある。こうすればいいんでしょ?という真似事、教科書どおりではだめ。観光は、人と人とのコミュニケーションともあいつうづる。総合格闘技であり、オーケストラだなと思いました。

自分で審美する

話は”アート”にいたる。

歴史的に権威のあるものに、みなさんどうしても惹かれてしまう。モネにゴッホにルノアール。しかしどうだろう?周りの人、歴史が評価したから見てみたい。で終わってないか?自分自身の揺るぎない審美眼をもつことが大切。コンテンポラリーの作品も自分の自由な発想で言語化することが必要。

このへんから、酔っ払って貧血気味になり、覚えていない話もちらほら。しかし、この”自分で審美する”…”審美”という言葉に強く惹かれたいことは覚えている。会話にすっと”審美”という言葉がでてきたことがなんだか嬉しい気持ちになりました。
今年読んだ”13歳からのアート思考”の考えそのもの。

久しぶりの飲みで、後半ややぐだぐだになりましまが、明らかにとても楽しい時間でした。Tさんは、物腰もやわらかく、面白い話がたくさんでてきます。活動報告もかねて、また、近日お話してみたいです。

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