【マーケット考察】2022.6.4

米国株式相場は反落。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比348.58ドル安の3万2899.70ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は304.17ポイント安の1万2012.73で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高はかなり薄商いで、前日比1億2883万株減の8億1810万株。

朝に発表されました5月の #雇用統計 によりますと、失業率はコロナ危機を受けて20年4月に戦後最悪となる14.7%に達しましたが、政府の景気対策などにより低下基調が続き、失業率は3.6%と先月と横ばいを維持しています。景気動向を敏感に反映する #非農業部門就業者数 は前月比39万人増と、4月(43万6000人増、改定)から伸びは鈍化しましたが、市場予想(32万5000人増)は上回りました。

米景気はコロナ危機から急速に持ち直したものの、旺盛な需要に #サプライチェーン (供給網) 問題も影響もあり、供給が追い付かず物価が高騰。人手不足が深刻化し、失業者1人に対し求人が2件ある「売り手市場」にまで発展しています。それ故に、賃上げが広がれば一段の物価高にリンクするリスクがあります。但し、5月の平均時給は前年同月比5.2%上昇と、前月から伸びが鈍化しています。

昨日の雇用統計の数字から、労働市場が依然として非常にタイトであることが示しており、堅調な雇用情勢が示されました。その為、6月と7月の利上げ後に利上げ一時停止を検討するのではという市場期待を覆す内容となり、米連邦準備制度理事会(FRB)が引き続き積極的な金融引き締めを行うことで、FRBは否定してますが、景気が悪化するとの警戒感が広がりました。これを受け、ダウ平均は朝方から軟調な展開を維持し、更に長期金利上昇が嫌気され、ハイテク株への売りが誘引されました。

5月の米 #サービス業購買担当者景況感指数#PMI )は55.9と、、、、、、、以下DMMサロンにて

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