【マーケット考察】2023.3.11
米国株式相場は4日続落。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比345.22ドル安の3万1909.64ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は199.46ポイント安の1万1138.89で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比2億5869万株増の13億0233万株。
注目の2月#米雇用統計 は強弱入り交じる内容でした。このため、ダウ平均は序盤は小幅安で推移し、その後一時プラス圏に浮上する場面もありました。
米雇用統計では、#非農業部門雇用者数( #NFP )は前回の51.7万人から大きく伸びが鈍化したものの、31.1万人増と予想(20.5万人増)を上回り堅調な雇用情勢を示しました。#タカ派 なFRBを正当化する内容でしたが、失業率が3.6%に悪化し、平均時給も前月比0.2%上昇に伸びが鈍化し、予想も下回りました。
短期金融市場では、今月21-22日のFOMCでの0.5%利上げの確率が48.4%に低下するなど、今週のパウエルFRB議長の議会証言を受けた利上げ期待の高まりを後退させています。
実際にFOMCの内容がどうなるのかは、市場では見方が分かれています。明日からFOMC委員は金融政策に関する発言を控える #ブラックアウトルール 期間に入り、彼らからのコメントは聞けなくなります。最終的に決めてくれるのは来週14日の #米消費者物価指数 ( #CPI )になりそうです。
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