【マーケット考察】2023.9.22


米国株式相場は3日続落。ダウ工業株30種平均は前日終値比370.46ドル安の3万4070.42ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は245.15ポイント安の1万3223.98で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比9028万株増の8億5474万株。


#米連邦公開市場委員会 ( #FOMC ) が20日に示した金利見通しでは、2024年の利下げ回数の予測が従来の4回から2回に修正され、金利が高い水準のまま維持される観測が強まり、10年物米国債利回りは4.5%まで大幅に上昇。株式市場はほぼ全面安の展開となりました。

 

流石に金利が長期的に高止まりすることが見込まれる中、主要株価指数はしばらく上がりづらい状況が続くと思われます。市場では、来年の景気やインフレがどうなるかまだ分からない中、結局は利下げ回数が2回より多くなる可能性があると予想してます。

昨日発表のマクロ経済指標に関して、 先週分 #新規失業保険申請件数 は前週比2万件減の20.1万件と前回22.1万件から増加予想(22.5万件) に反して減少し、1月末以降で最低となり、 #失業保険継続受給者数 は166.2万人と、やはり前回168.3万人から増加予想(169.2万件)に反して減少しやはり1月来で最低となりました。


9月 #フィラデルフィア連銀製造業景況指数 は-13.5と、8月12.0から予想以上に悪化。

8月 #中古住宅販売件数 は前月比-0.7%の404万戸と、7月407万戸から増加予想(410万戸)に反して減少し、1月来で最低。3カ月連続の減少となりました。

8月 #景気先行指数 は前月比-0.4%と、7月-0.3%から悪化も予想 ( -0.5%) を上回りました。それでも昨年4月以降17カ月連続のマイナス。

昨日のマクロ経済指標は、労働市場は逼迫状況が続く中でも、住宅販売も景気指数も悪化という内容でした。

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