【マーケット考察】2024.6.13


米国株式相場はまちまち。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比35.21ドル安の3万8712.21ドルで終了。一方、IT銘柄などがけん引し、ハイテク株中心のナスダック総合指数は264.89ポイント高の1万7608.44と、3日連続で過去最高値を更新して引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比5939万株増の9億2277万株。

注目のマクロ経済指標に関して、米5月 #消費者物価指数#CPI )は前月比+0%と、伸びは4月+0.3%から予想(+0.1%) 以上に鈍化しマイナスとなった2020年5月来の低水準となりました。前年比+3.3%と、予想(+3.4%) 外に4月+3.4%から鈍化し、伸びは2月来の低水準。

連邦準備制度理事会(FRB)が特に注視している燃料や食品を除いたコア指数は前月比+0.2%と、伸びは予想(+0.3%) 外に4月+0.3%から鈍化し、昨年10月来で最低。また、前年比では+3.4%と、伸びは4月+3.6%から予想(+3.5%) 以上に鈍化し、2021年4月来で最低となりました。

この数字を受け、米国債相場は続伸し、米10年債利回りは0.12%近く低下し4.268%。またダウ平均は取引開始直後に一時370ドル超上昇しました。

インフレ率は米連邦準備制度理事会(FRB)が目標とする2%を依然として1%以上上回っています。7月や9月の利下げを想定するには、やや時期尚早。私自身は、依然として年内の利下げはあったとしたら1回のみと予想しています。向こう数カ月間のインフレ指標を引き続き注視した上で、場合によっては年内の利下げがない可能性はまだ払拭できないと思います。

午前の金融市場上昇モードにやや冷や水を浴びせさせたのはFOMCの声明文であり、パウエルFRB議長発言の内容でした。

米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で公表した金利・経済見通し ( #ドットプロット ) によりますと、政策担当者は今年の利下げは1回のみと予想しています。これは3月時点の予想の3回から2回少ないです。政策担当者19人のうち4人は、年内に利下げを行うべきではない(金利据え置き)と考えており、3月時点でそう考えていた2人から増えました。一方、7人は年末までに1回の利下げが適切だとの認識を示し、2回の利下げが必要だとみる当局者は8人でした。2025年末の政策金利の予測中央値は4.1%。来年には0.25%の利下げが4回行われることを意味しています。2024年末時点での政策金利の予測中央値は前回予想は4.6%から5.1%に上昇しました。果たして、パウエルFRB議長とパウエル氏が信頼を置いているウォラー理事がどう考えているかが重要で、ドットプロットでは分からないです。

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2022年は晴天の霹靂でロシア・ウクライナ紛争。

2023年は、中東和平に急進展している最中に、ハマス・イスラエル紛争。

2024年4月1日にイスラエルがシリアのイラン大使館攻撃。

現代は大激動時代なのです。

それでも日本の報道では、偏向報道と感じられる情報が散見されています。残念ながら多くの日本国民はそれを鵜呑みしてしまっているのが現実です。

これからの時代は如何に的確な情報を、より正確に分析し、時代の先読みする能力が問われます。

残念ながら、各人一人一人がその意識を持ち、老若男女一切関係なく今から行動する者のみが激動の時代を生き延びれると言っても過言ではありません。

大袈裟に聴こえるかも知れませんが、大袈裟ではありません。

私は一つ一つの分野を縦割りに探求する能力は学者さんには敵いません。しかしながら私は、国際政治・経済・地政学・宗教・歴史などを横串に刺して国際金融のプロとしての経験に基づいて分析することが出来ます。その分析は、学者さんとは一線を画していると思っております。

実際に、大勢の学者さん達が絶対にロシアの侵攻は無いと豪語されているタイミングの昨年1月末に、私は、コミュニティーのメンバーの方々に向けてロシアがウクライナを侵攻することを予測した動画を限定配信してますし、週刊エコノミストオンラインでもその旨の記事を投稿しました。

そして、今年の10月7日にアメリカとイランとの代理戦争に発展する可能性があるイスラエル・ハマス紛争が勃発する1か月前に、これからの中東の鍵を握る要注意国家はイランである内容の動画を限定配信しました。

先読み術無しではこのような動画を事前配信できることは出来ませんでした。

大激動時代の渦中でも、生き残れる時代の先読み術を皆さんに身に付けて欲しいと思い、今回こちらのコミュニティーを開始することに致しました。

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