今週の米国株式市場に関して-マーケット考察-2020.5.25
週末にネガティブ要因となるニュースが配信されました。
(1) 米国議会は、新型コロナウイルスの感染拡大に至る経路について中国が充分な説明を行わない場合、対中制裁を科す権限を大統領に付与する法案を提出したという事。
(2) 経済活動再開後、24州で感染者増大という第二波の懸念が出てきている事。
現在、ワクチン開発期待というポジティブ要因もあり、株式市場は両者の綱引き状態が続くでしょう。
テクニカル面では、米ダウ平均は4月の最高値24,764.77ドルを超えるかがポイントです。この水準を抜ければ、25,000ドル台を回復する可能性がチャート的にはあります。
また、アマゾン・ドット・コムやフェイスブックが史上最高値を更新する中、絶好調のナスダック総合指数が過去最高値9,838.37ポイントを超える勢いがどこまで続くのかも見ものです。
但し、ナスダック総合指数をS&P500種株価指数で割った値は22日終値で計算しますと315.5%で、2000年3月のITバブル以来の高水準にあり、ハイテク企業の株価が異常に高いことを表しています。
昨日お送りしましたコメントでも触れてますが、米国株式市場は全体的にPER値が異常に高い状態が続いています。中でもナスダック株は異次元レベルです。このように、猫も杓子もナスダック株となってしまいますと、流石に投資家の手を出したくない気持ちは否めないです。
今日はメモリアル・デーですから米国市場は休場します。次のマーケットコメントは水曜日の朝にお送り致します。
立沢賢一
〜投資家サロンについて〜
投資の世界では勝てない投資はしてはいけません。 勝つ為に徹底的に戦略を立てなければいけません。
私は住友銀行/メリルリンチ/バンク・オブ・アメリカ/HSBCと長きに渡って金融スペシャリストとして活動してきたノウハウを存分に活かして投資はしていますが、その時のコネクションなどは一切利用していません。
つまり “全ての方が真似できる可能性がある” と言う事です。
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