立沢賢一のマーケット考察 2020/02/27
おはようございます。
アジア・欧州市場のある種の落ち着き(?!)をみて、米株もオープン直後から自立反発。米ダウは一時400ドル以上上昇した。しかしショートカバー一巡後は再び下落し、結局安値引け。
コロナウイルスの情報の内容に応じて日中の値動きはかなり荒かった。値動きのスピードからAIによる売買が活発だったことが窺える。
米株は企業収益が前年比ほぼフラットレベルは織り込みつつある。とは言うものの、新型肺炎によるマイナス効果が一体どの程度あるのかは未だに未知数。今週に入り米株は8%以上下落し、投資家としても完全に調整局面入りを覚悟し、投資スタンスをネガティブに変更。1週間前にナスダックが史上最高値を更新したのは何だったのか?的な雰囲気になっている。
私見だが、株価的には10%下落が一つの目処とはなっている。しかし欧米大陸への感染拡大が新たなテーマとして浮上した以上、まだ投資家の押し目買いはリスクがありそうだ。週末のヘッドラインリスクも含めて、市場はまだ疑心暗鬼。
本日のチャート:米国主要株価インデックスの動き
米株は朝方結構なラリーを見せたが、午後に失速し、概ね安値引け。
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