【マーケット考察】2023.2.9
米国株式相場は反落。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比207.68ドル安の3万3949.01ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は203.27ポイント安の1万1910.52で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億1335万株減の8億4945万株。
パウエルFRB議長は、今後も予想を上回る経済指標が続けば、政策金利の #ターミナルレート を引き上げる可能性があると表明。極めて堅調な労働市場が示された1月の米雇用統計から、インフレ低下は「相当な時間がかかり、スムーズではない」との見通しを示しました。パウエルは直近のFOMCで、「 #ディスインフレーション (低インフレ) 」という目新しい言葉使い始めましたがもしかすると短命で終わったのかもしれません。
昨日は米主要経済指標の発表に乏しく、パウエル氏の発言が改めて意識される中、金融引き締め長期化への懸念が台頭。ダウは朝方から売り優勢で推移し、終日軟調な展開を維持しました。
1月下旬以降、おおむね堅調に推移していることを受け、利益確定の売りも出やすかった感じです。
昨日のパウエルFRB議長の #一般教書演説 では「前から出ている話や実行が不透明な話で相場への影響は限られた」との指摘が聞かれました。
前日はパウエルFRB議長の講演を受けて激しく上下動していたものの結局、買い戻しが強まって終えていました。市場は先週金曜日の強い米雇用統計を受けて、FRBのスタンスの変化に注視している中、ウィリアムズNY連銀総裁は、「インフレを巡る不確実性はまだ大きい。状況が変化すれば、0.25%のペースを上回る動きをする可能性がある」と述べました。
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