【マーケット考察】2022.5.19

米国株式相場は、急反落。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比1164.52ドル安の3万1490.07ドルで終了。下げ幅は2020年6月以来の大きさ。ハイテク株中心のナスダック総合指数は566.37ポイント安の1万1418.15で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億2727万株増の11億9494万株。

火曜日は堅調な米小売売上データを好感し、水曜日は弱い小売企業の決算に対する失望売りが優勢という感じです。

昨日発表された米小売り大手の決算が市場予想を下回りました。前日もウォルマート が決算を受けて失望売りを強めていましたが、昨日はターゲット が決算を受けて大幅安となっており、小売りなど消費関連株の下げがきつかったです。ターゲットが24.9%安、コストコ・ホールセールが12.5%安、ウォルマートが6.8%安。売上高は堅調なものの、#サプライチェーン 混乱問題を抱える中で、仕入れや人件費、輸送コストなどのインフレの影響が利益を圧迫し、高インフレが個人消費や企業業績の重しになっていることが意識されました。

また、ダウ平均が前日までの3営業日で計900ドル超上昇していたため、反動で売りが出やすかったようです。ダウ平均は大幅に4日ぶりに急反落。前日までの3日間でダウ平均は900ドル超買い戻されていましたが、その上げを全て帳消ししました。また間接的ですが、ロシアのウクライナ侵攻や、新型コロナウイルス感染拡大に伴う中国のロックダウン(都市封鎖)も、引き続き相場を下押ししました。

経済指標に関して、米国の4月 #住宅着工件数 は前月比‐0.2%の172.4万戸と、予想175.6万戸を下回り、3月分も172.8万戸と、179.3万戸から下方修正されました。4月 #住宅建設許可件数 は前月比‐3.2%の181.9万戸と、3月187.0万戸から減少しましたが、予想(181.4万戸) を小幅上回りました。これを受け、米国債相場は反発。10年債利回りは3%から2.97%へ低下しました。

パウエルFRB議長は前日、「インフレが明白かつ確実に低下するまで利上げを続ける」と強調しましたが、インフレ抑制のために米連邦準備制度理事会(FRB)が急速な利上げを行い、景気悪化を招くことへの懸念も、投資家心理をマイナスになったままです。

連銀総裁達からもいくつか発言がありました。ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁は、「6月と7月に #フェデラルファンド金利 0.5%の利上げを見込む。その後は抑制されたペースでの利上げを予想する。また今年の米GDP成長率を3%前後と予想する」。エバンズ米シカゴ連銀総裁は、「年末までに中立水準に金利を引き上げたい。2.00-2.50%の範囲が中立とみられる」。カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁は、「賃金・物価スパイラルが始まる前にインフレ率を2%まで下げる必要がある。5年後に多くの人のお金が危険に晒されるよりも、今、暗号資産が崩壊したほうがもしかしたら良いかもしれない」。
 
これら発言からの印象は、、、、、、、、、
======
変化の激しい要サバイバルな時代を、
どう生き残るか?
🔸【人生戦略を教える立澤賢一塾】
立澤賢一オンラインサロンはこちらから
↓↓↓↓↓↓
https://lounge.dmm.com/detail/4016/

・オープンで言えないことは、
こちらのクローズドオンラインサロンで
動画配信やzoomで直接ご質問いただけます。

・国際金融のトップエリートして
世界情勢を分析してきた
元HSBC証券社長、
立澤賢一による
視点で語られる真実。

・皆さんに分かりやすくお伝えするように
努力してます。

・情報を自ら獲得していく時代に突入です。

・危機管理、自己防衛、将来の投資など、
様々な観点から人生に必要なエッセンスを
ここから獲得していってください。

・月々3,690円の自己投資です。
(3日間はお試し入会無料)

🔸投資学ゼミ
オンラインサロンでは個人面談とかありませんが、もっとマンツーマン的に
学びたい方はこちらが断然オススメ→ ktatsuzawa0316@gmail.com まで

🔸インスタグラムは
@kenichi_tatsuzawa

🔸毎週火曜日夜9時からは
無料YouTubeライブ配信
アーカイブもご視聴いただけます。
↓↓↓↓↓↓
https://youtube.com/c/TatsuzawaKenichi

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?