時事考察 2020/02/22

2020年2月22日 16:01

新型肺炎の感染が終息したというデータが現実に出るまでは入社式やその他イベントを開催するのはリスク対効果が悪すぎです。

このままダラダラと間延びしてるとオリンピックにまで掛かってしまうと思います。

日本政府がオリンピックは予定通り開催するとか、トランプ米国大統領が訪日するとかのメディア報道で、日本国民はまだ安心感は持っているようですが、オリンピックは中止になる可能性はまだあります。

昔はオリンピックは参加する事に意義がある！と言われてましたが、日本政府的には財界のプレッシャーもあり、オリンピックは開催する事に意義がある！の姿勢を感じざるを得ません。

それこそ人命が掛かってますからリスク対効果をしっかりと考えて欲しいです。

インバウンドに依存している地域経済のダメージは大きいと思います。しかしながら、もっとまずいのは、日本政府の経済政策のまずさからくる消費減退です。

歴史的に見て、今後日本政府は政策失敗による経済成長の減速や消費性向の低下を必ずイベントのせいにするでしょう。

今回の新型肺炎は確かに日本経済にある程度のマイナス効果を及ぼしますが、経済成長の減速や消費性向の低下を全て新型肺炎の責任にして説明してしまう日本政府には問題があります。

米国株は昨年24%上昇した後、今年も年初から最高値を10度以上更新してきてます。

そういった意味ではかなりロングポジションが溜まっているのは事実で、新型肺炎を理由にポジション調整が入るのは健全です。

本年11月の米国大統領選挙を控えてますので、米国株のトレンドが新型肺炎の影響でベアに転換するとは今のところは思えません。

中国では外出規制が行われており、多くの企業が業績不振により倒産にまで追い込まれている状況です。

そのような環境下で個人消費がかなり落ち込んでいるのみならず、今後も消費が上昇する兆しもありません。

店舗再開でどれだけ売上げが上がるか分かりませんが、営業再開し始めたエリアでは新型肺炎の感染が終息しているのでしょう。そうであれば少なくともそれはポジティブなニュースです。

30年前には世界中の観光地で日本語版の観光ガイドがいつも置かれてました。それが、10年以上前からフランスのルーブル美術館ですから日本語の館内案内書が無くなってしまいました。

ハワイは日本語が最も通じやすいリゾートとなり、今やハワイはあたかも東京都港区ハワイのようです。

先進国の中でも英語力がダントツに低い日本人にとって、ハワイは便利であるのは分かりますが、もっと色々な海外を観て見聞を広めて欲しいと思う私は時代遅れですかね？

韓国のエアラインは新型肺炎で泣き面に蜂状態。かなり厳しいと思う。

ヨーロッパではエールフランスも厳しい状況に追い込まれてます。
エールフランス、今期180億円減益要因に：日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO55903980R20C20A2EAF000/

初期の段階で政府が民間より先に動けば、日本政府を少しは見直しましたが、後手後手の対応で今更こんな報道があっても　は？？とか思ってしまいます。

それより、小池知事は中国に防護服を10万着以上無料で贈呈したと聴きましたが、それは実行されたのですかね？都民が必要になるかも知れない防護服を中国に進呈するというのはどういう考えなのか全く見当が付きません。

都民のニーズより中国への忖度ですかね？こんな事してるという事は、小池知事も二階幹事長同様の親中派なのでしょうね。

----------------------------------------------------------------------
NEWS PICKS 立沢賢一 / 立沢賢一 official website

いいなと思ったら応援しよう！