【マーケット考察】2021.12.15

米国株式市場は続落。ダウ平均は106.77ドル安の35544.18ドル、ナスダックは175.64ポイント安の15237.64で取引を終了しました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比2950万株増の11億0293万株。

先週はショートカバーで大きく上伸したものの、オミクロン 株絡みのネガティブな情報やFOMC声明発表を前にして結構な警戒モードとなっています。

製薬会社ファイザーやジョンソン・エンド・ジョンソン製の新型コロナウィルスワクチンがオミクロン変異株感染における重症化を防いでいるとの南ア調査結果に加え、ファイザーのコロナ経口治療薬も入院や死亡リスクを大幅に低減させるとの治験結果を受け、オミクロン株への警戒感が後退し、寄り付き後、ダウは一時上昇しました。その後、世界保健機関(WHO)がオミクロン変異株感染の速さを警告するとの報道に売りを呼び、終日軟調に推移しました。英国では初の死者が確認され、近く「主流のウイルス」になるとみられており、世界的な市中感染の拡大が懸念されています。

昨日発表の経済指標に関して、11月の米卸売物価指数(PPI)は前月比0.8%の上昇と、市場予想(0.5%)を上回りました。前年同月比では9.6%の上昇で、伸び率は前月に続き、比較可能な2010年以降で最大を更新。変動の激しいエネルギーや食品を除いたコアPPIは前月比+0.7%。10月+0.4%から予想外に拡大し7月来で最大の伸びを記録。前年比では+7.7%と予想以上に拡大し、過去最大を記録しました。11月の米卸売物価指数(PPI)はインフレ懸念を強める内容となり、企業がインフレに圧迫されている状況を示唆しました。

これを受け、連邦公開市場委員会(FOMC)がよりタカ派的スタンスに傾斜することが警戒されました。米連邦準備制度理事会(FRB)は15日まで連邦公開市場委員会(FOMC)の会合を開き、テーパリング ( 量的緩和の縮小) ペースの加速を決める見通しです。インフレ懸念の中、市場では利上げ時期が前倒しされるとの観測も広がっており、FOMC声明の発表やパウエルFRB議長の会見を控え、様子見ムードも漂いました。

金融市場では、FRBによる資産購入の早期終了や来年の2-3回の利上げまでは織り込んでいますが、、、、、、、、、


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