【マーケット考察】2022.9.27
米国株式相場は5営業日続落。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比329.60ドル安の2万9260.81ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は65.01ポイント安の1万0802.92で引けました。IT・ハイテク株中心に値ごろ感の買い戻しが入った分、ダウ平均対比マイナスが小さかったです。ニューヨーク証券取引所の出来高は前週末比4902万株減の11億3525万株。
FRBは前週20-21日の #米連邦公開市場委員会 ( #FOMC )で、3会合連続となる #フェデラルファンド金利 0.75%の大幅利上げを決め、さらにインフレ抑制を継続的に集中する姿勢を強調し、今後の利上げペースを加速させる見通しを示しました。
8月末の #ジャクソンホール会合 に端を発したFRBの予想以上の #タカ派 姿勢が今回の相場下落の
原因となりました。
FRBは利上げの最終到達金利 を4.50-4.75%まで引き上げる可能性を示唆しており、同時に今年末までに4.25-4.50%までの利上げという積極的な金利引き上げの見通しを立てていることも表明しました。
年内のFOMCは11月1-2日と12月13-14日ですが、どちらかで0.75%の再利上げを実施することが見込まれています。個人的には、恐らく11月に0.75%の利上げがあると予想しています。
昨日の米国株式市場では、金利上昇による #リセッション ( #景気悪化 ) や、ドル高による米企業の業績悪化への懸念から売りが先行して取引が始まりました。その後、前週に大きく下落した反動から、値ごろ感が出たハイテク株を中心に買いが強まり、ダウ平均がマイナス幅を縮める場面もありましたが、全体的に売りが優勢な展開が続きました。
アトランタ連邦準備銀行のボスティック総裁がインフレを制御する必要がより重要であると強調し、利上げを進めていく姿勢を改めて示す意思を明らかにしている中、米国債券市場では10年物米国債の利回りが一時3.90%を付け、2010年4月以来約12年ぶりの高水準に達しました。
現在の株式市場は再びインフレに焦点を振り向け、その不透明さに圧倒されています。やはりFRBのインフレ予想が固まらないと、この混乱した市場は終わらないと言えます。
金利上昇もさることながら、昨日は外国為替市場の混乱も株式市場の重石となりました。
外国為替市場では、、、、、、以下投資学ゼミにて
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