【マーケット考察】2022.11.29
米国株式相場は4営業日ぶりに反落。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比497.57ドル安の3万3849.46ドルで終了し、下げ幅は一時500ドルを超えました。ハイテク株中心のナスダック総合指数は176.86ポイント安の1万1049.50で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前週末比4億8802万株増の8億6023万株。まだ商いは本調子ではないです。
週末に流れた中国で実施されているゼロコロナ政策に対して、北京や上海などの大都市で大規模な抗議デモ映像は、企業の生産への影響が懸念されるなど漠然とした不安感を醸し出しました。
え?まだそんなに生産を中国に依存しているの?と思ってしまいますが、例えばアップルは、中国の工場でスマートフォン「iPhone(アイフォーン)14プロ」など600万台近くが作れなくなる恐れがあると報じました。
確かに中国経済が悪化しますと、 #サプライチェーン の稼働率低下で世界経済がさらに減速するというシナリオは成立し、昨日はその影響から原油価格も下落しました。
実際のところは不明確ですが、中国政府による警察の大量配備で抗議活動は鎮静化に向かっているとの報道もありましたが、継続されるゼロコロナ政策は中国経済の先行きに不安感を醸し出し、米国株式市場を圧迫しました。
また、金利引き上げの長期化を示唆する #米連邦準備制度理事会 (FRB)高官の #タカ派 的発言も株価を押し下げました。
セントルイス連銀のブラード総裁は、FRBが引き続き金利引き上げを実施し、2024年にかけて政策金利である #フェデラルファンド金利 を高水準のまま維持する必要があると発言。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁も、FRBが利下げに転じるのは2024年以降になると表明しました。
現在、FRB内部では高官たちの意見は割れており、これまでのようなタカ派一色ではなく、 #ハト派 の見方もかなり出てきており、一枚岩ではなくなっています。
米国株式市場はインフレがピークアウトしたとの期待感と、、、、以下投資学ゼミにて
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