【マーケット考察】2024.6.4
米国株式相場はまちまち。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比115.29ドル安の3万8571.03ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は93.65ポイント高の1万6828.67で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前営業日比10億7088万株減の9億3468万株。景気減速サインを巡り、#景気循環株 を中心にダウ平均は弱含んだ一方で、エヌビディアはナスダックを下支えしました。
マクロ経済指標に関して、4月 #建設支出 は前月比-0.1%と、予想(+0.2%) 外に3月-0.2%に続き2カ月連続のマイナス。全米供給管理協会(ISM)が発表した5月 #ISM製造業景況指数 は48.7と、4月49.2から上昇予想(49.7) に反し低下し、2月来で最低。支払い価格は60.9から57と予想以上に低下し、3月来で最低。一方で、雇用は51.1と、予想外に昨年9月来で初めて活動の拡大域を回復し、2022年3月来で最高となりました。
今回の数字は、製造業には明らかに高金利がマイナス影響を与えることを示しました。高金利が設備投資と在庫投資の意欲を減退させ、それが販売価格や雇用市場にも影響を与えます。FRBの高金利現状維持が製造業企業行動に抑制的に効いている観点からも、利上げの可能性はないと解釈できます。
経済というものは、利上げのタイミングやその量の不一致がインフレをもたらすリスクと利下げが遅れて景気後退をもたらすリスクとの天秤です。世界がコロナ後のインフレ抑制に成功しつつある環境下、米国だけがインフレ予測が出来ない状況にあります。
低調なマクロ経済指標を受け、10年物米国債利回りは4.44%まで低下しました。また第2四半期の #GDPNow は先月一時4%超え予想だったものの、一氣に1.8%まで下げました。
更に、翳りが出てきている米国景気に反応し、 #ニューヨーク原油先物 ( #WTI ) は1バーレル当たり74.22ドルと3.6%下落しました。これは、原油価格が景気指標との高い連動性を示唆しています。
景気減速が果たしてインフレ沈静化を伴うものか否かについて、FRBはまだ確信が持てていないと思われますし、9月の利下げ予想もまだ60%以下ということで、様子見状態でしょう。実際に、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁は、「政策金利は当面の間、現状の水準で維持されるべき」と発言していました。
今週は米労働関連指標を中心に統計発表が相次ぎますが、金曜日の #米雇用統計 が待たれているのみならず、来週の #消費者物価指数 ( #CPI )公表と 6/11-12開催予定の #連邦公開市場委員会 ( #FOMC )を控え、数字次第では相場が大きく動く可能性はあります。
欧州ではフランス、ドイツ、英国と、 #ユーロ圏製造業PMI 確報値(5月)が発表されます。木曜日にはECB理事会が金融政策を発表しますが、市場および金融当局者は6月利下げ開始は個人的にはほぼ確実だと思っています。
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2022年は晴天の霹靂でロシア・ウクライナ紛争。
2023年は、中東和平に急進展している最中に、ハマス・イスラエル紛争。
2024年4月1日にイスラエルがシリアのイラン大使館攻撃。
現代は大激動時代なのです。
それでも日本の報道では、偏向報道と感じられる情報が散見されています。残念ながら多くの日本国民はそれを鵜呑みしてしまっているのが現実です。
これからの時代は如何に的確な情報を、より正確に分析し、時代の先読みする能力が問われます。
残念ながら、各人一人一人がその意識を持ち、老若男女一切関係なく今から行動する者のみが激動の時代を生き延びれると言っても過言ではありません。
大袈裟に聴こえるかも知れませんが、大袈裟ではありません。
私は一つ一つの分野を縦割りに探求する能力は学者さんには敵いません。しかしながら私は、国際政治・経済・地政学・宗教・歴史などを横串に刺して国際金融のプロとしての経験に基づいて分析することが出来ます。その分析は、学者さんとは一線を画していると思っております。
実際に、大勢の学者さん達が絶対にロシアの侵攻は無いと豪語されているタイミングの昨年1月末に、私は、コミュニティーのメンバーの方々に向けてロシアがウクライナを侵攻することを予測した動画を限定配信してますし、週刊エコノミストオンラインでもその旨の記事を投稿しました。
そして、今年の10月7日にアメリカとイランとの代理戦争に発展する可能性があるイスラエル・ハマス紛争が勃発する1か月前に、これからの中東の鍵を握る要注意国家はイランである内容の動画を限定配信しました。
先読み術無しではこのような動画を事前配信できることは出来ませんでした。
大激動時代の渦中でも、生き残れる時代の先読み術を皆さんに身に付けて欲しいと思い、今回こちらのコミュニティーを開始することに致しました。
大激動時代を生き抜くための保険として是非ご参加ください。
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