【マーケット考察】2023.10.20
米国株式相場は続落。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比250.91ドル安の3万3414.17ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は128.12ポイント安の1万3186.18で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億457万株増の9億7302万株。
マクロ経済指標に関して、米労働省が発表した先週分 #新規失業保険申請件数 は前週比-1.3万件の19.8万件と予想外に1月来の20万割れとなると同時に、 #失業保険継続受給者数 は173.4万人と前回170.5万人から予想(170.6万人)以上に増加し、7月初旬来で最高となり、労働市場の逼迫が緩和されている数字でした。
一方で、米10月 #フィラデルフィア連銀製造業景況指数 は-9.0と、9月-13.5から改善も予想(-7.0)を下回り、米9月 #景気先行指数 は前月比-0.7%と、8月-0.5%から予想(-0.4%)外に悪化し5月来で最低。景気の動向はまだ明るい兆しが見られる状況ではなさそうです。米9月 #中古住宅販売件数 は予想(389戸)を上回ったものの、前月比-2.0%の396万戸となりました。
マクロ経済指標を受け、米国債相場は下げ止まり、10年物米国債利回りは4.98%から4.93%まで低下しました。
ところが、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長はニューヨークで開かれた会合で、米国経済が想定よりも強いとの認識を表明。発言を受け、米長期金利の指標となる10年物国債利回りは一時5.0049%まで上昇し、ダウ平均は下落しました。
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