【マーケット考察】2023.7.8


米国株式相場は3日続落。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比187.38ドル安の3万3734.88ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は18.32ポイント安の1万3660.72で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比4024万株増の9億4110万株。
 
米労働省が朝方発表した6月の #米雇用統計 によると、 #非農業部門雇用者数#NFP )が20.9万人増と予想を下回った。これを受けてFRBの #タカ派 姿勢が緩むのではとの期待から、今月 #米連邦公開市場委員会 ( #FOMC ) での利上げ見通しに変化はないものの、9月以降の利上げについては若干確率を下げました。 結果的に、金利動向の先行きに敏感な債券市場は大した反応を見せませんでした。

但し冷静に分析すれば、(1) 失業率は依然として低水準で推移しており、(2) 平均時給も前年比4.4%と高止まりしたままで、(3) NFPについても伸びが鈍化したとはいえ、歴史的な基準である20万人増を上回っていることから鑑みると、FRBの年内2回の追加利上げの #タカ派 的スタンスに大きく変化を与える内容ではないでしょう。
 
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