【マーケット考察】2023.3.15
米国株式相場は6営業日ぶりに反発。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比336.26ドル高の3万2155.40ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は239.31ポイント高の1万1428.15で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億4772万株減の13億8985万株。
シリコンバレーバンク 、シグネチャーバンク 、そして、その前のシルバーゲートを含め、米中小金融3行が破綻し、前週末以降続いていた売りが一服。
昨日は、預金保護の措置など米当局の対応も早かったためか、銀行の健全性を巡る市場の不安が徐々に和らいだことから、金融システム全体へのシステムリスクは回避されるのではとの楽観論が出始めていました。そのため、追随破綻リスクが高いと思われているファースト・リパブリック やチャールズシュワブ など地銀株が急反発し、大手銀も買い戻されました。
注目の経済指標である米2月 #消費者物価指数 ( #CPI )はCPIも「可もなし不可もなし」的な結果でした。前月比+0.4%で伸びは1月+0.5%から予想(+0.4%) 通り鈍化。前年比でも+6.0%と、予想 (+6.0%)通り8カ月連続の伸び鈍化で2021年9月来で最低の伸びとなりました。
変動の激しい燃料や食品を除いた2月CPIコア指数は前月比+0.5%と、予想(+0.4%)外に1月+0.4%から伸びが拡大し、昨年9月来で最大の伸び。また、前年比+5.5%と、伸びは予想(+5.5%)通り5カ月連続で伸びが鈍化し、2021年12月来で最低の伸びとなりました。
ダウ平均が前日までの5営業日で計1600ドル以上下落していたため、買い戻しも入りやすかったことも相まって、2月の米消費者物価指数(CPI)が8カ月連続で鈍化し、ほぼ市場予想並みとなったことは株式相場の地合い改善につながりました。
CPIを受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が来週21-22日の #米連邦公開市場委員会 ( #FOMC ) で0.25%%の利上げを決めるとの見方が、市場で大勢となっています。確率は75%程度で織り込んでおり、金利据え置きは25%程度に低下しています。
足元の金融情勢悪化を受けて、FRBが政策金利を据え置くとの見方も一部で浮上していますが、取り敢えず、直近で市場ではほぼ確実しされていた0.5%の大幅利上げの可能性がなくなったとみられていることが、株式市場の追い風になりました。まさにあたかも #大山鳴動鼠一匹 (たいざんめいどうねずみいっぴき)のようです。
今回の金融不安が原因で、高インフレ抑制を目標にしているFRBが #ターミナルレート (最終到達点)の見通しを変えたとはまだ思えませんが、、、、、以下投資学ゼミにて
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